健康的な生活

発がん性を総合的に評価する国際機関、IARC(国際がん研究機関)とは?

2021年9月3日

こんにちわ。じまろーです。

スーパーやコンビニで食品を買うときは、パッケージ裏の成分表示ラベルをよく見るようになりました。

そこで、よく分からない添加物や、あやしい横文字を見つけて、さくっと調べてみると、「発がん性」の怖い文字に行きつくことがよくありますね。

そんな発がん性の有無を5段階に分類してくれているのが、「IARC」という国際機関です。

  

IARC(国際がん研究機関)とは

ポイント

IARC(International Agency for Research on Cancer:国際がん研究機関)

WHO(World Health Organization:世界保健機関)の1機関で、発がん状況の監視、発がん原因の特定、発がん性物質のメカニズムの解明、発がん制御の科学的戦略を目的として活動しています。

1965年にフランスのリヨンを本部に設立されました。

International Agency for Research on Cancer

  

IARCによる発がん性分類

IARCによる発がん性の分類は、

  • 疫学調査など人での発がん性データ
  • 実験動物での発がん性試験などの証拠
  • その他関連情報

 3点を評価し、それぞれの証拠の確からしさにより人への発がん性を総合評価しています。

分類
グループ1

ヒトに対する発がん性がある。
(Carcinogenic to humans)

・ヒトへの発がん性について十分な証拠がある。

グループ2A

ヒトに対しておそらく発がん性がある。
(Probably carcinogenic to humans)

・ヒトへの発がん性については限られた証拠しかないが、実験動物の発がんについては十分な証拠がある場合

グループ2B

ヒトに対して発がん性がある可能性がある。
(Possibly carcinogenic to humans)

・ヒトへの発がん性については限られた証拠があるが実験動物では十分な証拠のない場合
・ヒトへの発がん性については不十分な証拠しかないあるいは証拠はないが、実験動物は十分な発がん性の証拠がある場合

グループ3

ヒトに対する発がん性について分類できない。
(Not classifiable as to its carcinogenicity to humans)

・ヒトへの発がん性については不十分な証拠しかなく、実験動物についても不十分又は限られた証拠しかない場合
・他のグループに分類できない場合

グループ4

ヒトに対する発がん性がない。
(Probably not carcinogenic to humans)

・ヒトへの発がん性はないことを示す証拠があり、かつ実験動物についても同様な証拠がある場合

となっています。

この分類表を見る上で、注意する点があります。

IARCによる発がん性の分類は、人に対する発がん性があるかどうかの「根拠の強さ」を示すものです。物質の発がん性の強さや暴露量に基づくリスクの大きさを示すものではありません。 

IARC発がん性分類について(農林水産省)

つまり、分類グループが1だからといって、少しの量で発がんするというわけではないということです。

グループ1は、発がん性の有無で言えば黒です。グループ2Aは限りなく黒に近いです。ただし、摂取量との関連はありません。

  

IARCによる発がん分類例

それぞれ、どのようなものが分類されているか例を挙げてみます。

これは、IARCのサイトから全数ダウンロード可能です。

分類
グループ1121
  • アルコール飲料
  • 喫煙(受動喫煙)
  • 電離放射線
  • 紫外線
  • ベンゼン
  • アフラトキシン
  • アスベスト
  • カドミウム
  • ホルムアルデヒド
  • 塩化ビニル
  • 加工肉
  • 溶接ヒューム
グループ2A89
  • アクリルアミド
  • 亜硝酸塩(ニトロソ化をもたらす条件下)
  • 揚げ物
  • 赤身の肉
  • 65℃以上の熱い飲み物
  • 夜勤
  • グリホサート
グループ2B319
  • 排気ガス
  • ガソリン
  • 漬け物
  • クロロホルム
  • オクラトキシンA
  • カラギーナン
  • 臭素酸カリウム
グループ3500
  • カフェイン
  • サッカリン
  • 静電界
  • コーヒー
  • 有機鉛化合物
  • 次亜塩素酸塩
  • 断熱グラスウール
グループ4他多数 

  

まとめ

いかがでしょうか?

グループ1には、「喫煙」「アルコール飲料」「加工肉」なんて身近なものもラインナップされていますね。

グループ2には、「夜勤」「65度以上の熱い飲み物」という生活スタイルに関係するようなものもあります。

しかし、グループ1の「紫外線」は、太陽光が健康によいことは、いろいろな文献で報告されている通りで、紫外線の浴びすぎが問題となるのではないかと思われます。つまり、それぞれ、気になるものは、曝露量とリスクの関係を調べていく必要がありますね。

グループ1の「アフラトキシン」とグループ2Aの「オクラトキシンA」はカビ毒の名前です。

以前、コーヒー豆の記事で調べていますので、気になる方はちらっとご覧ください。

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特に食べ物として摂取する可能性があるものが、グループ1やグループ2Aの場合は、気を付けた方がいいですね。

できれば、禁煙、禁酒、脱加工肉ですね。

可能なら、揚げ物と赤身肉の摂取を減らす。

気にしすぎることで、食べることが楽しくなくなるのであれば、気にしない方がいいです。しかし、わたしは食への楽しみをキープしながら、禁煙、禁酒、脱加工肉はできています。

禁酒については、ノンアルコールビールが強い味方です。

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上の分類で知らず知らずのうちに大量摂取していたなんてものがないように、ちょっとずつ調べていきたいと思っています。

  

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