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「瓶ビール」は「缶ビール」より、なぜおいしい?その理由を考えてみた。

こんにちわ!じまろーです。

瓶ビールと缶ビールの飲み比べをしたことありますか?私は今までありませんでした。味はどちらも同じと思ってました。しかし、これが大きく違っていたんです。

わたしはノンアルコールビールをよく飲みます。最近、ノンアルコールの瓶ビールを飲んでみたところ、缶と違いかなりおいしく感じました。

今回飲んだクラウスターラーの缶ビールは、えぐみに近いような苦みを感じるのですが、瓶にはそれがなく飲みやすいのです。どちらがおいしく感じるかは人それぞれかもしれませんが、味の違いは確かです。

なぜ味が変わるのか気になり、いろいろネットで調べてみると、下のような意見が散見されます。

  • 注ぎ口の形状により泡の立ち方が違い、瓶の方が炭酸が抜けにくいため。
  • 缶から直接飲むと、唇が触れる感触によって金属の味を感じる。
  • ただの気のせい。

これは、それぞれ瓶と缶に充填されたものには違いがないことを言っているのですが、本当でしょうか?

試しに飲み比べをしてみました。 リカーショップで購入したものを、グラスにゆっくり注ぎます。

ゆっくり注ぐことで、泡立ちの違いによる影響を避けられます。また、同じグラスに注ぐことで唇との感触による錯覚も避けられます。

これでアイマスクをして飲んでみますが、明らかに味が違います。また、味だけでなく香りも大きく違うことに気付きます。

やはり、違う理由があるはずだと思い、さらに深掘りすることにしました。

ちなみに、この記事で飲み比べしたものは、下のものです。

この記事は、こんな方におすすめ

  • 缶ビールより、瓶ビールの方がおいしい?
  • 瓶ビールのが少し高い気がするがなぜ?
  • 瓶ビールと缶ビールはどっちがお得?

  

ビールの味に影響を与えるもの

ビールは生き物といわれるほど、デリケートで微妙な環境変化に敏感に反応します。

瓶と缶、それぞれに充填するまでの製法は全く同じとすると、充填後にビールの味に影響を与えるものとして、下のものが挙げられます。

  • :酸化促進や香味の変化
  • :紫外線により苦み成分が変化
  • 振動・音:味のバランスの変化、炭酸の分離

それでは、それぞれの悪影響要素が、ガラス瓶とアルミ缶のどちらが影響が大きいか考えてみます。

  

熱による影響

まず、熱による影響を考えてみます。

瓶や缶にビールを充填した後、それらの温度に影響を与えるような外的要因はあるでしょうか。下のようなことが考えられます。

  • 瓶や缶に充填後にパストリゼーション(酵母による発酵が進むのを抑える処理)による加熱処理。
  • 製造元からの輸送で、トラックから倉庫や店舗へ積み替え時、家への持ち運び時に外気に触れる。
  • 室温にて保管した後、飲む前に冷やすとき。

これらにより、ビールが冷えたり温まったりを繰り返すことで、味が変化することが考えられます。

次にガラスとアルミの熱伝導率(熱の伝わりやすさ)を見てみます。

アルミとガラスの熱伝導率の違い

  • アルミ:236 W/m・K
  • ガラス:1.0 W/m・K

W/m・K:1mの長さの間で温度が1度違うときに流れる熱量。

これは、アルミの方がガラスより236倍も熱が伝わりやすいことを表しています。元々アルミは熱交換機のフィンなどにも利用されるほど、熱伝導率が高い材料なんですね。

搬送トラックや船のコンテナでは冷蔵管理されていたとしても、トラックからの積み替え時や、店への搬入時に外気に触れると思います。そのたびに、アルミ缶のほうが敏感に温度変化に反応してしまうことを示しています。

また、私たちが店で買ったビールを持ち帰るときに、缶ビールの方が早く温度が外気温に近づいてしまうことも考えられますね。その点、ガラス瓶は外気温が高くても熱伝導率が低いため、中のビールが温まるには時間がかかります。少しの時間の持ち運びでは影響が出ないと考えられます。

これらにより、アルミ缶の方が味が変化してしまうのではないかと考えています。

  

光(紫外線)による影響

次は光(紫外線)の影響について考えます。

瓶や缶に充填後に紫外線を浴びる可能性について考えます。

  • アルミは完全遮光されるが、瓶は光や紫外線を通す。
  • 瓶はできるだけ紫外線の影響を少なくするために茶色や緑色になっている。
  • 搬送時は基本ダンボールケースに入っているため、直射日光や光を浴びる可能性は低い
  • 店で購入後、家に持ち帰るのに直射日光を浴びる可能性がある。

これについては、購入した私たちが注意することで、紫外線の影響は避けられるということです。瓶や缶にも「直射日光は避け保存してください」と明記されていますしね。

 

振動・音による影響

振動・音の影響について考えます。音も振動の一種です。音が缶や瓶の壁を当たって内部のビール自体に影響を与えることになります。

振動や音がビールにかかる可能性としては、下のようなものがあります。

  • トラックや船での搬送時の揺れ
  • 店で購入して持ち帰るときの揺れ
  • トラックや船で搬送時の音

搬送時の揺れや音は、結構大きいものだと考えられます。

揺れについては、瓶でも缶でも同じ状態なので、内部の揺れも同じと考えられると思います。

次にガラスとアルミの音の透過損失の違いを見てみます。

透過損失

瓶や缶への入射音と、それによるガラスやアルミから中のビールに伝わった音の大きさの差のこと。透過損失が高い方が音が伝わりにくい。

下の表が、ガラスとアルミの透過損失を表したものです。5mmのガラスと3mmのアルミを比較すると、厚みが1.6倍のときでも、ガラスの方が音を通しにくいのが分かります。例えば500Hzの音の場合、5mmのガラスでは入射音から内部に伝わる音は25dB下がり、3mmアルミは21dBしか下がらないことを示しています。

実際の瓶と缶の厚みは、瓶は3mm程度、アルミ缶は0.1mmで、厚みが30倍も違うので、アルミは瓶に比べて、かなりの音を伝えてしまうことが分かります。

これより、缶の方が瓶に比べて、音による振動の影響を多く受けることが考えられます。

  

まとめ

いかがでしょうか?

わたしの結論は、以下のようになります。

気のせいではない。確かに瓶ビールの方がおいしい

それは、アルミ缶のほうが、ガラス瓶に比べて、温度変化にさらされ、大きな音にさらされ、中身のビール自体に負荷がかかっていると考えられるからです。これらが味の違いとして出ているのではないかと思うのです。

なんせ、ビールは生き物ですから。熱や光や振動や音で味が変化するのは当たり前のような気がします。

 瓶ビールアルミ缶
熱の影響
光の影響
振動の影響
音の影響

それでは、なぜ流通しているビールは、缶ビールが主流なのでしょうか?

それについては、下のようなことが考えられます。

  • 瓶よりアルミ缶の方が、1個あたりの製造コストが安いと考えられる。
  • 瓶よりアルミ缶が軽量で丈夫なため、輸送や保管が容易。
  • アルミ缶は熱伝導率が高いため、冷やすときに時間がかからないので、冷蔵庫に入れる時間が短くて済む

これらは、全部コストを下げるためにメリットとなります。缶ビールより瓶ビールの方が高いのは確かです。

缶ビールが主流になるのも納得ですね。

わたしは、缶と瓶の選択肢があるなら、瓶ビールを選ぼうと思っています。

そして、以前、下の記事でノンアルコールビールの飲み比べをしたとき、クラウスターラーがヴェリタスブロイに次ぐ2位としましたが、当時は缶で比較したので、瓶ビールの味を考えると、順位が変わってきますね。それくらいおいしいです。

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リカーマウンテンで購入可能ですので、一度、飲み比べをしてみてください。

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