自然 読書・本要約

「GO WILD 野生の体を取り戻せ!」【要約】健康になりたいなら野生に戻れ

2021年4月29日

こんにちわ!じまろーです。

GO WILD 野生の体を取り戻せ!
ジョンJ.レイティ & リチャード・マニング著

読ませていただきました。

この本が言っていることは、ずばり「健康で幸せな生活を送りたいなら野生に戻ろう」です。

本書の内容

  1. 我々の体は野生的に暮らすように設計されている
  2. この設計を無視した生活は文明病を生む
  3. 健康のために野生の生活をどうやって取り入れていくか

我々の持つ、この体と脳が生き残るために必要な設計がされていて、それを理解することで、野生に戻ることの重要性に気付くことができます。

そして、健康のために野生の生活をどのように自分の生活に取り入れていくかも紹介されています。

我々の体は野生的に暮らすように設計されている

20万年前から私たちの脳や体は変わっていない

現生人類と呼ばれるホモ・サピエンスは20万年ほど前にアフリカに出現したとされていますが、その後、進化による変化はほとんど見られません。
我々の今暮らしている文化や文明といったものは、すべて20万年ほど前に出現したときと、ほぼ変わらない脳と体によって築かれたというのです。

20万年前に出現した、我々の祖先であるホモ・サピエンスの体と脳の設計理由について、簡単にまとめました。

体の設計
2足歩行と走ること

走ることは人類の本質的な属性である。
長時間獲物を追うために走ることは必要であった。
また我々の筋肉はジャンプ、投げる、押す、持ち上げるなどにも適した設計となっている。

腸と消化能力を犠牲に

我々の進化は、直立して機敏にあらゆる動作をこなせる体のために、消化能力を二の次にした。
消化器官は貧弱で、コンパクト、腸は短い(腸が収まるスペースには腹筋がある)
そのため、草(セルロース)を消化できない

肉食と雑食

反芻動物は、広い範囲を移動しながら、草を消化&エネルギーとし、各地の土壌に含まれるミネラルを体内に蓄積する。
その動物の肉を人類が食べることで、動物が生涯をかけて蓄積した多様な栄養の恩恵にあずかることとした。
また、幅広い微量栄養素を摂るために、人類はあらゆるものを食べる雑食となった。

脳の設計
脳の大きさ

人類は、大きな脳が必要なため、胎内で大きく育ててからの出産ができない。
産道を頭が通らないためである。

未熟な状態で出産する

生まれてから脳が発達する必要がある。
生まれてから15年くらいは一人で生きていけない。他のどの種よりも育児に長い期間が必要となった。
1人の子どもに大人が4人必要とされる。

社会性の発達

長期間の育児のために、人類は協力する必要があった。
その協力する力こと、進化の成功となった。

このように、私たちの体は、狩猟採集民の生活に合わせて設計された体というのが分かります。
少なくとも、1日パソコンを前にイスに座り続け、1人で孤独に生活するために、設計されていません。

設計を無視した生活は文明病を生む

先住民に見られない病気

現代にも狩猟採集により、生活している先住民がいます。
彼らが、めったにかからない病気は、下のようなものです。

先住民に見られない病気

がん、心血管疾患、高血圧、2型糖尿病、関節炎、虫歯、にきび

これらの病気は、我々の生活に農業が定着したころから、見られるようになったことが分かっています。

筆者は、この原因を「ブドウ糖」と「定住生活」と述べています。

農業の誕生により、小麦・米・とうもろこしを始めとする炭水化物の過剰摂取がはじまりました。
人間は狩猟採集民のころから、ブドウ糖を多く含む果物や塊茎を食べて進化してきたため、ブドウ糖をうまく代謝できるようになっています。
しかし、狩猟採集民は、これらを大量に食べていたわけでもなければ、そればかり食べていたわけでもないというのです。

また定住生活により、生活の中の運動量を大幅に減らすこととなりました。

自己免疫疾患が増える理由

いい菌、悪い菌に関わらず、人類と細菌たちは、一緒に暮らしてきた長い歴史があります。

文明化により、感染症の原因となる細菌・寄生虫まで一掃されました。

持て余した免疫機能が、新たな敵を探し、結果、自分を攻撃するようになったと筆者は言っています。

健康のために野生の生活をどうやって取り入れていくか

食事

ポイント

  • 低炭水化物の食事を心がける
  • バラエティ豊かにいろんなものを食べる
  • カロリーは良質な脂質でとる
  • トランス脂肪酸はNG

運動

ポイント

  • どんな運動でもよい。好きな運動を選ぶ
  • おすすめはトレイルランニング
    足裏の感覚を呼び起こす+多様な動きが必要+自然に触れる → 脳が活性化
  • 動かない生活がもたらす慢性疾患は数多く挙げられる

睡眠

ポイント

  • ブルーライトをカット
  • 焚火の音や、動物の寝息に安心する
  • 起きている人の中で寝ることが最も安心する
    昔は火の番のために、誰かが起きていた
  • うたた寝でもよい。不規則でもよい。安全という感覚が重要

マインドフルネス

狩猟採集民は、研ぎ澄まされた意識と、高度な観察力をもっていたと考えられています。
それは、現代の狩猟採集民族の研究から分かっています。

この思考と同じものを、現代にみることができると筆者は述べており、それが「瞑想」というのです

ポイント

  • 瞑想は、ストレスに対処できるようになり、脳を鍛え、テロメアを伸ばす

バイオフォリア

バイオフォリアとは、生物や自然への愛情のことです。

人が見晴らしのいい景色を好む理由は、捕食者が潜む危険のない、眺望が開けた場所を安全と、本能的に感じるからだそうです。

ポイント

  • 森林が近くにあることが、がんによる死亡率を下げる
  • 森林が発するフィトンチッドが、ストレスを緩和し、NK細胞を活性化する

バイオフォリアの健康効果は、「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」でより詳細に紹介されていて、本書と同じ研究も紹介されています。
この本は以前に要約していますので、バイオフォリアの健康効果に興味のある方は、下の記事もぜひ読んでいただければと思います。

「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」自然があなたを健康にする【要約】 

こんにちは!じまろーです。 NATURE FIX 自然が最高の脳をつくるフローレンス・ウィリアムズ著 自然の中にいると、落ち着いてリフレッシュして、体調もよくなった気になりませんか? 私はそんな感じを ...

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まとめ

これまでも、食事、運動、睡眠が大事というのは知っていましたが、進化によって設計された結果として、より重要性を認識しました。

私は、この本を読んで、低炭水化物食を完全ではないですが、少しずつ試してみたいと思っています。
自分の体に合うかどうかは分かりませんが、何も試さずに評価はできないからです。
まずは、食事を丼ものだけにしたり、お好み焼き定食のような食事はやめるところから始めます。

食べる肉は、できるだけ魚なら天然、肉なら放牧や放し飼いのものを選びたいと思っています。できるだけ広い範囲を移動して栄養素を蓄積したものを食べたいからです。
今、興味がある肉はカンガルー肉です。地球上で私たちが食べることができる野生動物の中で一番数の多いのがカンガルーで、比較的安価に入手可能です。
さらに脂肪分が少なくヘルシーです。カンガルー肉はミートガイで購入できます。

運動は、トレイルランはハードルが高いですが、近くの大文字山登山から始めます。

睡眠は家族と一緒に子供の寝息が聞こえる距離で寝ています。
趣味のキャンプでする焚火熱が、さらに沸騰しています。

瞑想は、本書を読む前から続けているので、継続したいです。

そして、機会を見つけては自然と触れ合う時間を取りたいと思っています。

ここまで読んでいただけたあなたが、少しでも生活に取り込んでもらえるようになれば幸いです。

じまろーの要約で物足りない!とい方はぜひ本書を手に取って読んでみてください。

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