こんにちわ!じまろーです。
あたたかくなってきました。キャンプシーズン到来ですね。
キャンプの善し悪しを判断する上で、最も重要な点は「快眠できること」だと考えています。
ハンモックは、普通のベッドで眠るよりも眠りの質が高いという研究があります。しかし、問題はハンモックで寝るときの姿勢です。窮屈で背中を丸めて寝る姿勢がどうしても難しいと思っていました。そんなところに現れたのが、今回紹介するヘブンテントです。
「睡眠をキャンプのハイライトにする」というコンセプトのもと開発されたテントです。
愛用して2年がたちます。もともとクラウドファンディングで販売され評判が高かったのですが、今ではAmazonや楽天でも入手可能です。すばらしい!しかも、当時と比べてかなり価格も安くなっています。
この記事は、下のような方に向けて書いています。
こんな方におすすめ
- ハンモック泊に興味あります。
- ヘブンテント興味あります。
- 良いところばかり目が行きますが、悪いところもあるの?
- 高い買い物なので、しっかり検討したい。
ヘブンテント(Heave Tent)の主仕様
ヘブンテントの主な仕様は下の通りです。
ヘブンテントの良い点(メリット)
ヘブンテントの良いところを列挙します。
快眠できる!(フルフラット&揺れ)
まずは、良い点の筆頭はなんといってもフルフラットになることです。これがあるからこのハンモックに決めた、といっても過言ではありません。腰痛持ちも心配無用です。
そして、その高い期待を超えていく寝心地です!
コツは要りますが、寝返りも打てますよ。うつ伏せになって、読書なんてこともできます。
そして、ハンモック全般に言えることですが、ハンモックの揺れが、良い眠りを誘います。
「ハンモックの揺れによって入眠が早くなり、睡眠の質が高まる」と示唆する研究結果(スイス/フランス:2011年)があるので紹介します。
この研究では普段は昼寝をしない成人男性12人のボランティアに、普通のベッドとハンモックの上で昼寝をしてもらい、睡眠中の脳の活動や目、筋肉の動きを調べた。ボランティア12人のうち有効なデータが得られた10人はいずれも、普通のベッドよりもハンモックで寝た方が、眠りの入りが早かった。
被験者は実験で45分間の昼寝をしたが、ハンモックで寝た場合のほうが、眠りも深かった上、通常、睡眠の半分程度を占めるとされる「N2」と呼ばれる中程度の睡眠段階の時間も長かった。
設営が簡単
フライシートが本体に取り付けができるため、別にタープを張る必要がありません。なので、その分設営が簡単です。
設営方法は、開発者のデレクさんが説明されている下のYoutubeが細かな調整方法も解説されていて、分かりやすいです。
これも役に立つ「上手な片付けかた」です。
冬でも温かい
高断熱なエアマットのおかげで、底面からの冷えが伝わってきません。わたしは、エアマットのふわふわしている感じが好きでなかったのですが、ハンモック自体が浮遊しているので、エアマットのふわふわ感をあまり感じないです。それもGood。
フライシートを閉めると、風の侵入もなく、本体スペースが密室状態となる(通気口あり)ため、人の体温でテント内は以外と寒くないです。普通のドーム型ソロテントと同じくらいと思います。
ただし、ある程度の寝袋は必須です。わたしは足を延ばしたいため、封筒型の寝袋が好みで、SnowPeakのオフトンワイドを使用しています。最低使用温度2度ですが、厳冬期でないかぎりはOKです。今年も2月(関西)に使用しましたが、快適でした。
ヘブンテントの本体に、オフトンワイドがシンデレラフィットしておすすめです!
収納スペースが多い
両サイドにそれぞれ3か所ずつの収納部があって、地味に役立ちます。上部にバーもあるので、ランタンを引っ掛けることができて、夜の読書も快適です。
傾斜した場所でも設置可能。
これは、ヘブンテントというより、ハンモック全般のメリットですが、テントサイトで傾斜した所も多くあります。テントで寝ているうちにずるずる下の方にずり落ちてしまうことも。
その点、ハンモックだと、山の傾斜部でも設置可能です。で、ヘブンテントであれば、傾斜していても木さえあれば、寝床が水平になるんですね。
つまり、快眠できます。
ヘブンテントの悪い点(デメリット)
次にヘブンテントの悪い点といいますか、少し残念な点です。
エアマットに空気を入れるのが大変
ヘブンテントには、エアマットが付属しています。快眠のためには必須のアイテムです。
しかし、このマットに空気を入れるのが大変です。下のように収納袋がポンプの役目をしてくれるので、息で入れるよりは楽なのですが、数十回は伸縮させる必要があり、結構時間もかかります。
しかし、この問題は下のギアで解決できます。
下のようにノズルを突っ込んで、ものの数十秒でパンパンになります。
詳しくは、下の記事でレビューもしていますので興味のある方はぜひご覧ください。超小型で威力も抜群です。
小型で威力十分な空気ポンプ「TINY PUMP」キャンプに1台。
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本体のジッパー部が立ち上がっていて座りにくい
本体が、蚊帳のようにメッシュ状になっていて、それをジッパーで閉めることができます。その機能自体はすばらしいものです。ただし、オープンの状態でハンモックに座って時間を過ごそうとすると、そのジッパー部が、太ももに当たります。特に夏場で半ズボンのときなど、太ももの違和感はなかなかのものです。また、ジッパー部が故障しないかも少し心配になります。
なので、わたしは、上写真のように座って過ごすような使い方はしていません。イスか、地面に座っています。
あくまで、このテントは「寝ること」にこだわったテントだと思います。
火の粉が心配で近くで焚火できない
このテントは、本体の開閉できる部分がメッシュになっていて、火の粉ですぐ穴があきそうです。また、エアマットも火の粉はNGです。
びびりのわたしは、かなり距離をとって焚火をするようにしています。
少なくとも、焚火をするときは、下のようにフライシートをしっかり閉めましょう。(フライシートもポリエステル製で穴はあきますが、メッシュやエアマットほどの心のダメージはないでしょう。)
バックパックで持ち運ぶには大きくて重い
車移動であれば問題ないですが、バックパック移動となると、重さ2.78kgで、収納時のサイズも40cm×25cm×16cm程度(実測)となるため、バックパックの場所を大きく取ってしまうというデメリットがあります。
このテントは木がなくても立てれるという売りがあり、トレッキングポールや1m程度の木の枝などで地面に置いて張ることも可能です。そのためテントにペグが付属しているんですが、あらかじめツリーストラップを括り付ける木があることが分かっていれば、ペグ等を除けば多少軽くなります。
まとめ
いかがでしょうか?
キャンプでぐっすり眠れた朝は、格別の幸福感を感じますよね。
それをかなえてくれるテント。安い買い物ではないですが、あなたのキャンプの後味を何倍にも上げてくれるギアだと思います。
腰痛持ちで、ハンモックに挑戦したい方はもちろん、キャンプでの睡眠を重要視する方にとってもベストチョイスとなること間違いなしです!
いい睡眠で、自然の中、気持ちのいい朝を迎えましょう!
体格の大きな方には、XLサイズもあります。私は身長170cmで、上のスタンダードサイズで問題ないです。でも、ゆったり感はあるので、ハンモックの中で過ごす時間が長い人は、こちらを検討されるのも良いと思います。