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かなり確度高く健康になれる健康法。「無病法 極少食の威力」ルイジ・コルナロ【要約】

2021年8月9日

こんにちわ!じまろーです。

無病法 極少食の威力
ルイジ・コルナロ 著
中倉玄喜 編訳・解説

衝撃です。説得力ありすぎる健康法です。

まずは、この本の主役である、ルイジ・コルナロを紹介します。

ルイジ・コルナロ

ルイジ・コルナロ(1464~1566)
ルネサンス期のイタリア貴族。若い頃に暴飲暴食にあけくれた結果、30代でさまざまな成人病を患い、45歳まで病の生活で生死の淵をさまよう。

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医師の忠告(極少食にしなければ助かる見込みはない)により、助かりたい一心から、節食(極少食)を実践。

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すると、数日もしないうちに回復の兆しがみえ、1年もしないうちにそれまでのすべての疾患は消えてしまう。

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その後は病とは無縁の生活を送る。

  • 不当な裁判沙汰(家族が打ちひしがれ他界するような)に巻き込まれるが、本人はこれを乗り越える。極少食の習慣の下では、このような大きなストレスにも侵されないと記されている。
  • 70歳で大事故による負傷(馬車に引きずられ4日間の命と思われていたが、完全治癒)

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そして、当時としては異例の102歳の天寿をまっとう。最晩年も目、歯、耳も完全で、足腰も力強く、午睡のまま、この世を去る。

極少食を実践することで、健康寿命=実際の寿命で102歳まで元気にくらし、午睡(昼寝)したまま息を引き取るなんて、すばらしい最後ですよね。

こんな死に方をしたいです。

実際に実践し、結果を残したルイジ・コルナロの言葉だからこそ、説得力がありますよね。

本書は、ルイジ・コルナロの4つの講話と、編訳者 中倉玄喜さんのそれぞれの解説から構成されています。この解説が極少食の効果をさらに深掘りしてくれていて、現代科学の視点からも極少食の効果について書かれています。

  

この本は、下のような疑問をお持ちの方におすすめです。

こんな方におすすめ

  • ストイックでもいい。健康になりたい。
  • 体調が悪くて、健康になるためなら、大概のことはできる自信がある。
  • 100歳くらいまで、健康寿命を延ばしたい。
  • 極少食ってどのくらいの量のこと?

  

極少食とは

ルイジ・コルナロが実践した極少食とは、下のようなものです。

極少食の食事量

  • パン、卵の黄身、少しの肉、それとスープを1日12オンス(約350g)
  • ワインを1日14オンス(約400cc)

この量を1日2回に分け、1口ごとに最低でも120回は噛んで食べたとのこと。

少ないですね。

1食あたり、軽くごはんお茶碗一杯で150gは、いってしまうので、1口の肉と、スープ入れると、ごはんはお茶碗の半分くらいにしないといけない量です。

しかし、ルイジ・コルナロはこんなことを言ってくれています。

すべての人が私のように、1日12オンスという極少量に定める必要はない。また、メニューもわずか数品種にかぎる必要もないだろう。私のばあいは、生来胃が非常に弱いので、いまのような食事内容にしたまでである。

また、極少食については、下のことに注意が必要です。

ほかにもいくつか気をつけてきたことがある。たとえば、働きすぎ、異常な暑さ寒さ、悪い空気のところに長時間いることなど、極端なことは避けてきた。

また、憂鬱、憎しみ、その他の否定的な感情をいだかないよう注意することにも努力してきた。なぜなら、否定的な感情というものは、心身にきわめて由々しい影響をあたえるからである。

やはり、ストレスが健康に与える影響は大きいということです。極少食が一番でありますが、感情面コントロールも大切ですね。

食事の回数は1日1度に限っているものの、その一度の食事では満腹するまで食べる者たちがいる。これも消化という点からすると適切ではない。(中略)事実、1日1食とはいえ、その食事を満腹するまで食べた人で長生きした人を、私は知らない。

手厳しいお言葉です。1日1食としても満腹はだめよ。ってことなんですね。極少食の道は険しいです。 

  

ルイジ・コルナロ名言集

本書では、ルイジ・コルナロの重~い言葉がいろいろ載ってまして、心打ちますので紹介します。

病気と死とは、養生を心がけない者たちにとっては最大のわざわいである。かれらにとって、病気は苦痛をともない、死は恐怖の的である。(中略)これに対し、私にはそうした悩みや恐怖は一切ない。なぜなら、まず飲食における十分な節制によって病気にはならない体になっているからである。

講話(1):食を節することの重要性について(当時83歳)

83歳にして、病気にならない体になっているため、病気や死に対する悩みや恐怖が一切ないと言い切れるんですよ。

すごいですね。

数週間でも食を十分に減らしてみるならば、どんな病状にあってもかならず良い結果があらわれるだろう。

講話(2):虚弱体質を改善する最良の方法について(当時86歳)

「数週間でも」ってところが、モチベーションを上げてくれます。

私は、病死ではなく、自然死でこの世を去るだろう。それは苦痛のない安らかな死である。

これも、自分は病死はしないと言い切っています。極少食を実践すれば、この域に行けるのか?と思ってしまいます。

私は喜びにあふれている。食欲も十分にある。夜は完全に熟睡している。五感はなお完全で、頭脳も明晰だ。したがって、判断が曇ることもなく、記憶力もよい。

講話(4):長寿を約束する節食の薦め(当時95歳)

95歳で、5体満足、不安なところがない。

これは、夢ですね。

 

お釈迦様もこう言っておられます。

五体いずこなりとも患いあらば、まず食を断つべし

もう実行にうつすしかありませんね。

 

極少食に関する科学的根拠

ここでは、編訳者である中倉玄喜氏が、極少食の近年明らかになった科学的視点を列記されており、さらに極少食の健康効果に説得力を付け加えています。

①活性酸素

余分な活性酸素が体をさびさせる。極少食は、これを最小限におさえる。

②体内酵素

体内酵素(食物の消化、組織の代謝)の消費が格段におさえられ、最大限効率よく機能する。

③腸内細菌叢

腸内細菌叢にとっても、極少食はよい。(肉、砂糖、卵の過食がNG)

④消化にかかわる問題

消化にかかるエネルギー消費が少なく、胃に極めてやさしい

⑤血液性情

砂糖、肉、卵、油脂、白米などで血液が酸性化すると、白血球の中のマクロファージ(貪食細胞)までが、血液中の過度な栄養分によって、すでに飽食の状態におちいっていて、有害な異物を貪欲に飲み込んで処理するという本来の働きを十分にしなくなる。

⑥長寿遺伝子「サーチュイン」

長寿遺伝子の活性化に極少食は効果絶大。1.極少食、2.抗酸化食、3.運動 の順番でサーチュインが活性化する。

すでに機能が固定化された細胞から新たに別の生命を誕生させることは不可能と考えられていたが、1つの体細胞を断食に近い状態にすることで、1匹の羊(ドーリー)を誕生させた。

⑦実験観察

38匹ずつのアカゲザルの2グループを、飽食グループと飽食グループから摂取カロリーを30%下げたグループに分けて観察した。20年後、飽食グループは明らかに老けて、ガンなどを発症。摂取カロリーを30%下げたグループは、病死は飽食グループの1/3だった。

  

まとめ

いかがでしょうか?

極少食の道は困難かもしれません。しかし、やるだけの甲斐というものがありそうですよね。

編訳者の中倉さんも、極少食を試みて長年、何度も挫折しているそうです。

私はぜひ試したいです。なぜなら、完全なる体調を夢見る40代だからです。

しかし、道が困難であることは承知しています。

じまろーが考える「極少食」への道は下のようなものです。

極少食への道

  1. まず、朝食抜いて半日断食
  2. 間食(お菓子)を完全にゼロにする。
  3. 昼食と夕食の量を少しずつ減らして体調をみる。
  4. 1000kcalくらいまで落とせたら、数週間継続する。

1日1000kcalに設定した理由は、本書の解説内で「極少食の場合は、1日の総カロリー摂取量が1000kcalを下回る」と記載があり、まずは目標を1000kcalと設定しています。

1日1000kcalというと、ざっと計算すると、こんな感じです。

食品成分データベース:文部科学省
  • 昼は、玄米ご飯1杯+わかめと豆腐のみそ汁。
  • 夜は、玄米ご飯1杯+わかめと豆腐のみそ汁+納豆+さば塩焼き+キャベツの千切りと茹で野菜。
  • たんぱく質は56.7gで、1日の成人推奨摂取量65gにせまる量です。
  • 野菜は350gで、厚生労働書の摂取目標量の350gをクリアです。

質素ですが、ちょっとできそうな気がしてきませんか。

わたしは、少しずつ挫折しないように長期的にトライしていきたいと思っています。

 

本書には、全然紹介しきれていない、ルイジ・コルナロの名言、編訳者中倉さんの解説がまだ多くあります。

興味のある方は、ぜひ本書を手に取って読んでみてください。

  

また、朝食抜きの半日断食をやってみたい!という方は、下の本で紹介されていて、こちらも要約させていただいていますので、是非ご覧ください。

半日断食が続かないあなたへ「奇跡が起こる半日断食」効果と正しいやり方。

こんにちわ!じまろーです。 わたしは、下の本を読んで以来、「少食」に大変興味が出ていて、まず手始めに半日断食をしています。 しかし、おなかがすくと、「今日くらいいいかな」なんて甘えがでて、結局やめてし ...

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