こんにちわ!じまろーです。
わたしは、下の本を読んで以来、「少食」に大変興味が出ていて、まず手始めに半日断食をしています。
確度高く健康になれる健康法。「無病法 極少食の威力」ルイジ・コルナロ【要約】
若い頃に暴飲暴食にあけくれ30代から45歳まで病で生死の淵をさまよった筆者が、極少食を実践することで102歳まで元気にくらし昼寝したまま息を引き取るまでの生活を書いた自伝です。健康のヒントがちりばめられています。
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しかし、おなかがすくと、「今日くらいいいかな」なんて甘えがでて、結局やめてしまうってことになりがちです。
そこで、半日断食のモチベーションと正しい方法を知るために、下の本を手に取ったわけです。
奇跡が起こる半日断食
甲田光雄
この記事は、下のような方に向けて書いています。
こんな方におすすめ
- 体調を良くしたい。
- 朝食抜き生活をはじめたい。
- 半日断食が続かない。
- 半日断食の正しいやり方を知りたい
- 半日断食の効果が、いかほどのものか知りたい。
甲田光雄先生とは
まず著者である甲田先生を紹介します。
この2人の先生は、若い頃から病気がちであったというのが同じですよね。そして、以前要約させてもらった「無病法 極少食の威力」のルイジ・コルナロもさまざまな病気を患い、少食の道に入るという境遇が似ているのがおもしろいですね。
そして、甲田先生は、西洋医学を修めた身でありながら、薬を出さない、注射も打たない医師となり、断食の指導をして半世紀となります。
甲田医院では、他病院で見放された多くの人が、正しい半日断食で回復されており、本書の約半分は、その半日断食で難病が治った方や、体重が減って健康になった方の紹介にページを割いていますので、ますます説得力が増しますね。興味がある方はぜひ手に取って読んでみてください。
半日断食の効果
断食とは、本来少なくとも3日以上の断食を行う「本断食」のことをいいます。しかし、この断食は体への負担も大きく、日数もかかり、医師などの指導者がいる施設でないと安全に行えません。
そこで、それに代わるものとして「半日断食」や「1日断食」があります。中でも半日断食は、簡単かつ安全で、日常生活を送りながら行うことができます。
断食の効果は以下のとおりです。
眠っている本来の力を呼び覚まし、体質を変える
体が飢餓状態になることにより、体がそれに備えるようになる。つまり、胃腸に入ってきたものを100%近く消化して身につけようと待ち構えるようになる。これが、さまざまな病気、症状を治す力(治癒力)となって現れる。
快感をもたらす
半日断食に慣れてくると、頭はすっきりと冴えわたってきます。これは、断食により体内の糖分が尽きてケトン体を使用することになり、ケトン体をエネルギー源とした脳は、脳波のα波を増やし、心が平穏になるということです。
エネルギーの利用の仕方を変える
前述のケトン体をエネルギー源に使うようになると、体の体脂肪が集中的に減ります。
宿便を排泄する
甲田先生が、いろいろな書籍で、口をすっぱくして言っていること、それは「宿便は万病のもと」ということです。
この宿便は、何週間かで腸内で発酵(分解)されるが、異常発酵(腐敗)された毒素が、体内に吸収されてしまう。そうした腐敗物や毒素が吸収されると、頭痛、肩こり、めまい、倦怠感など、さまざまな症状が起こります。
また、これにより血液が汚れ、脳梗塞や心筋梗塞、ガン、膠原病、アトピー性皮膚炎など、ありとあらゆる病気を引き起こします。特に高脂肪、高タンパク、低繊維の動物性食品がもたらす宿便の弊害は、顕著に現れるとのことです。
環境毒素を排泄する
甲田先生は、ダイオキシンやビスフェノールAなどのさまざまな環境ホルモンが排泄されると考えています。今は禁止されているBHCが断食によって排泄されることを先生自身が調査され確認されています。
自己融解を起こす
断食によって栄養分が断たれると、体のどこからか栄養分となるものを探し、血管に沈着したコレステロール(アテローム)や、いぼなどの腫瘍から栄養分を取り入れて、その結果、アテロームやいぼが縮小します。
遺伝子を活性化する
断食することにより、スイッチOFFとなっていた遺伝子がONになると言われています。
これは、今では有名となったオートファジーのことですね。オートファジーについては、下の記事で「SWITCH」を要約していますので、お時間があればぜひご覧ください。
オートファジーって?オートファジーで手に入れる究極の健康長寿「SWITCH」【要約】
著者である、ジェームズ・W・クレメント氏は、106歳以上の健康長寿者の調査・分析をした「スーパーセンテナリアン研究」で世界的に有名です。そんな著者がオートファジーとは。オートファジーをONにする方法を分かりやすく説明されています。
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スタミナをつける
半日断食をきちんと実行した人は一様にスタミナが付くそうです。
あの力道山も世界選手権などの大きな試合の前は前日の晩から断食をしていたそうです。力道山いわく「食べたら力がでない」とのこと。
免疫を上げる
半日断食を継続している人は、風邪をひきにくくなります。
また、リンパ球の免疫活性力UPや白血球が多くなる、また免疫に関係する胸腺や副腎が大きくなるなどの事実が確認されています。
活性酸素を減らす
活性酸素が、ガンや動脈硬化、アルツハイマー病にも影響があることは近年の数々の論文等で報告されており疑う余地のないところであります。
この活性酸素は、人体の酸素消費量の約2%が活性酸素となって発生するといわれます。朝食抜きの半日断食をすると、酸素消費量が13%減るといデータがあります。つまり、発生する活性酸素が13%減るということになります。
そして、半日断食の病気治療効果として、下のような病気に効果があったと書かれています。おそるべし数です。
半日断食のやり方
半日断食を行う上で注意する点があります。
これを順番に説明します。
朝食を抜く
「半日断食の基本は18時間以上、何も食べない時間をつくること」ですが、本書では、「朝食を抜く」と言い切られています。(他の書籍では、何も食べない時間を16時間以上と設定しているものもありますが、本書では18時間以上です)
それは、朝は排泄の時間だからです。排泄をなめてはいけません。
宿便の害は前述のとおりです。この「宿便を出す方法」が「朝食を抜く」ことなのです。朝食を食べずに空腹の状態になれば、腸を活発に動かすモチリンというホルモンが分泌されます。これによって、宿便の排泄が促されます。
この柿の葉茶ですが、無敵の栄養素ビタミンCが豊富であることと、酸性であるために、緑茶(弱アルカリ性)と違って胃壁を傷つけないとのことです。
私のおすすめは、下の柿の葉茶です。初めて飲んだのですが、全くくせがなくおいしいです!無農薬栽培でティーパックも無漂白のものを使用と、こだわりの柿の葉茶です。
昼食と夕食の量はふだんより軽めにする
ここが、半日断食を行う上で、一番の注意事項です。
朝食を抜いたからといって、その反動で昼と夜を食べ過ぎてはいけません。一般に朝食を抜くと太るといいます。相撲取りが典型ですが朝食を抜いて、昼、夜にまとめて食べるからなんですね。
1日を通して水分をとる
生水と柿の葉茶を1日合計1.5~2リットル飲みます。
ただし、食事中と食後3時間は飲まないこと。これは、水分が胃酸を薄くして消化力を落とすためと言われています。わたしは、食事中にがぶがぶ水を飲む派だったので、これは勉強になりました。
理想的な食事メニュー
本書で紹介されている食事メニューは下のようなものです。
これくらいであれば、いけそうですね。
おぉ、がんばれば、まだいけそう?
おぉ!急激にレベルUPします。これこそ、ルイジ・コルナロの極少食の世界です!これが理想です。
まとめ
いかがでしょうか?
半日断食の効果おそるべし。ですよね。
午前中にお腹が減ったら、下のようなことを思って、空腹を我慢してください。
- おぉ、今血管のアテロームが栄養としてはがされていってるなぁ、血管きれいになってるなぁ。
- 今、ケトン体がエネルギーとなって、体脂肪がカッカカッカ燃えてるな~。
- 体内の白血球が増えて、病気の芽をがつがつ刈っていってくれてるな~。
そして、半日断食は、理想の食事法の第1ステージからはじめてみたらよいと思います。
まずは、柿の葉茶を飲んでみてください。まじでおいしくて無農薬で、ビタミンC補給してくれるなんて最高です。朝食を抜いても、この柿の葉がおいしいので、私は継続できていますね。ティーバック1包14円で600ml分作れます。リーズナブルです。
そこで、朝食を抜いたときの頭の冴えと、体のキレを感じると、第2ステージへ進む原動力になりますよ。
本書には、半日断食の次の1日断食のやり方も書かれています。
わたしもいつかは、1日断食をしようと思っています。ぜひ興味のある方は、手に取って読んでみてください。