読書・本要約

フローに入るための4か条「フロー体験入門 楽しみと創造の心理学」【要約】

こんにちわ!じまろーです。

仕事に集中できていますか?没頭できていますか?

わたしは、元気に「はい!」と返事できないですね。

そんなわたしも、いつのまにか時間が経っていたというような体験はあります。「おぉ、もうこんな時間か、あっというまだったな」という体験です。

みなさんもあるのではないでしょうか?

あっという間と感じたとき、すごい気持ち良くないですか?没頭していたなぁとうれしくなりますよね。そんな時間は、人生の質を上げるすばらしい時間なのです。なんと健康増進にもなるとのこと。

そんなフローについて教えてくれる本がこれです。

フロー体験入門 楽しみと創造の心理学(2010年)
M.チクセントミハイ著

フローといえば、チクセントミハイ先生。超有名な心理学者の先生です。

この記事は、下のような人に向けて書いています。

こんな方におすすめ

  • 仕事が楽しくないです。
  • 集中力が続かないです。
  • フローってなんですか?
  • フロー体験するにはどうしたらいいですか?

  

フローとは

まず、フローとはなんでしょうか?

フローとは、集中が焦点を結び、散漫さが消滅し、時の経過と自我の感覚を失う状態。その代わり、行動をコントロールできている感覚を得、世界に全面的に一体化していると感じること。

簡単に言うと、時間の感覚を忘れ、完全にうっとりして、していることに完全に没頭する状態のことです。

人生にすばらしいものをもたらすのは、幸福ではなく、フローに完全に熱中すること。

目標に集中するフロー状態は、身体的健康さえ増進することが分かっています。

  

フローの起こる4条件

フローが起こる条件には、4つあります。それが下のものです。

フロー発生条件

  • 目標が明確であること(しなければいけないことが具体的)
  • 適切なフィードバックがあること(楽器の演奏で望む音が出たや、料理が思う味になったなど)
  • スキルとチャレンジのバランスが丁度良いこと(超える壁が、少しずつがんばれば超えることができる程度であること。高すぎると、ストレスや不安を、低すぎると退屈を感じる。)
  • 集中を邪魔するものがないこと。

この4つがそろえば、フローに入りやすくなります。

  

仕事と自由時間(レジャー)

生活の大半を占める「仕事」と「自由時間」。フローを語るには、この2つをどのように考えるかが非常に大切です。

仕事

仕事とは、普通、明確な目標があり、フィードバックがあり、集中できる環境があり、難しさが働く人のスキルに釣り合っているもので、フローが発生する条件がそろっています。その上、アンケートでも、仕事は、自尊心を高め、重要であるという結果が出ています。

その反面、ほとんどの人が喜んで仕事を避けようとします。また、仕事は「いつもより幸福でなく、楽しくない」というアンケート結果も出ています。「リラックスして、何もしていない時間」が幸福の王道と考えられているのです。

なぜ、そんな二面性があるのでしょうか。それは下の3つの理由からと考えられています。

仕事が楽しくない理由

  • 無意味。生計のためにしぶしぶやっている。
  • 退屈で月並み
  • ストレスが多い

これより、多くの働く人は、本質的なやりがいは仕事に期待できないと考えるようになります。

その一方、仕事に満足を感じる人もいます。

仕事が楽しい理由

天職に出会うと、フローできる喜びから、仕事から多大な満足を得る。1年365日働いても苦にならない。

ここで、誤解ないように追記すると、1日365日働いても苦にならないからと言って、仕事中毒となっているということではありません。仕事以外の活動においてもフロー体験する人も多くいます。

仕事中毒というのは、仕事以外の目標や責任をあきらめ、仕事以外のスキルを学ばないことを指し、それは人生を豊かにしません。

  

自由時間(レジャー)

過去の多くの思索家、哲学者が自由時間について、下のように言っています。

自分の潜在能力に気付くことができるのは、することが何もない時だけである。

時間を自己啓発に投じることにより、本当の人間らしくなれるのは、自由時間だけである。

ただし、自由時間といってもだらだら過ごしてはだめです。

好きなことをしてよい時間があっても、効果的に使う方法を知らない限り、人生の質を改善することはできない。

積極的レジャー

積極的レジャーとは、スポーツやゲーム、趣味や社交といった活動で、自分から能動的にするレジャー。より要求が多く、時に複雑で難しい。また、時折不安も生み出す。ただし、フロー体験できる

受身的レジャー

消極的レジャーとは、テレビ鑑賞や音楽鑑賞といったもので、より孤独で体系のない活動。めったに不安を引き起こさないため、たいして楽しみは見つけられないが、過剰なものが頭の中に入ってくることは避けられる。くつろぎの時間。

もちろん、くつろぎ(受身的レジャー)も必要です。自由時間を全て受身的レジャーで埋めるのがNGなのです。それは、楽な方へ向かわせるパターンが習慣化され、人生の質に影響を及ぼし始めると言われています。

  

ここまでで、仕事と自由時間の関係は以下のようなものと言えます。

生産的活動(仕事)が、日常的で意味のないものになりすぎたとき、レジャー(自由時間)は不足分を受け持つ。自分の仕事の不毛さに直面すると、フローのある人生をレジャーに追及する。

大いに腹落ちしますね。

  

人間関係

人と人との交流は、フロー活動の多くをもっています。

特に友人との時間は、家族といる時間よりもポジティブであると書かれています。

それはなぜか?

人は、その人たちの目標が自分のものと矛盾せず、関係が平等である人を友人に選びます。

友情には、搾取につながるかもしれない外部からの強制なしに、相互に利益を与えることが期待できます。常に新しい感情的、知的刺激を提供するので、関係は退屈や無気力に薄れていかない。また新しいことや、活動、冒険に挑戦し、新しい姿勢や考え、価値観を発展させることができる。

友達といる時間の心地よさは、こういったところなんですね。

  

生活のパターンを変える

ここまで、フローが起こる生活活動について説明してきましたが、フロー体験を多く体験し、人生をすばらしいものにするためにできることは何なのか?

仕事を変化させる3か条

少しの変化で、月並みな仕事を、毎日楽しみになる専門的な活動に変えることができるとあります。

自分の仕事を、楽しいものにするためには、下の3つことを実践します。

  • 何が、なぜ、起こっているかを完全に理解するために注意を払う
  • 起こっていることが、仕事をする唯一のやり方だと消極的に受け入れない。
  • よりよいやり方が見つかるまで、それらに伴う選択肢と体験を楽しむ。

「ほとんどの創造的な人は、彼らのために提示されたキャリアに従わず、進むままに仕事を発明する」とのこと。

与えらえた仕事を淡々とこなすだけでなく、自分で方法を考え出すこと。これが仕事を楽しくすることですね。

  

人生の質の改善するステップ

人生の質を改善する方法としては、下の2ステップです。

  • する必要のあることはなんであれ、だらだらとするのではなく、注意の集中とスキルをもって行う習慣をつける。
  • 日々の心理的エネルギーを、いやいやする仕事や受身的レジャーから、生涯がありすぎるように見えて取り組んでいないが、すれば楽しいことに振り向ける。

これについては、「こんなことをする時間はない、もてる時間はあまりにも多くのすべきことで埋められている」という反論があります。

しかし、著者はこう言います。

「その反論は、自分の人生をコントロールできていないことに対する言い訳にすぎない。我々の注意を少しずつ浪費しているルーティンワークに優先順位をつけ、整理し、簡素化することに少し労力を割いたなら、どれほどしなければいけないことを減らすことができるだろう」

この考えは、以前要約させていただいた「エッセンシャル思考」や「エフォートレス思考」とつながるところであって、大変興味深いです。

するべきことの具体的な整理方法は、上の本の要約記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

  

まとめ

いかがでしょうか?

フローに入るには、日ごろからマルチタスクをやめて、ひとつひとつのことに集中する習慣をつけることからですね。

仕事は、どうやったら楽にできるか、どうやったら効率が上がるかを第一に考えて、フローにいかに入れるかを最優先に取り組んでいこうと思っています。

仕事もプライベートも、日々挑戦ですね。面倒くさがらず、少しくらい高いハードルをあきらめずに「よし、フローのためだ」といろんなことに挑戦していこうと気持ちを新たにしました。

なんせ、健康増進にもありますからね。

ちなみに、わたしは最近フローに比較的簡単に入れる活動を見つめました。料理です。

  • 家族に食べさせたいという明確な目標。
  • おいしく作れたときの家族からのフィードバック
  • 適度なむずかしさが、没頭させます。
  • 1人キッチンにこもって集中できる環境がある。

フロー体験にもってこいの活動です。これでフローにはいるコツを養っていきたいですね。慣れてくると、仕事や積極的レジャーでもばんばんフローに入れるようになるんではないかと思っていますね。

みなさんも、ぜひフロー体験できる活動をみつけ、フロー力を鍛えていきましょう!

  

本書はチクセントミハイ先生の著作をしては、比較的読みやすいと評判の本です。ぜひ、手に取って読まれることをおすすめします。

 

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