こんにちわ!じまろーです。
精神科医が教える読んだら忘れない読書術
樺沢紫苑著
読ませていただきました。
この本は、本書の題名からも分かるとおり「読んだら忘れない読書術」が紹介されています。
樺沢紫苑先生が書かれた「OUTPUT大全」の読書に特化した内容となっています。
存分に読書がどんなにいいものかって理解させてから、どうやって読むのか?
ってことが書かれていて、なんといっても読みやすいです。
この本は、下のような経験のある方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 読んだ次の日には、読んだ本の内容を思い出せない。
- 今読んだばかりのページに何が書いてあったか思い出せない時がある。
- 読んだ本を自分の血肉にしながら、しかも読むスピードを上げたい。
また、本書の内容を一言でいうと
本書の内容
忘れない読書のためには、アウトプットありきの読書をスキマ時間に集中してする。
となります。
読書で得られること
読書で得られることは下の8つとなります。
ささっと紹介します。
そんなことより読書法が知りたいって方は飛ばしてください。
知識
テレビ・ネット・新聞などは、ほとんどが「情報」。1年たつと古くなる。
本は「知識」:10年たっても風化しない。
時間
新しいことをはじめるときに先人たちの試行錯誤の結果を学び、自分が悩む時間をショートカットできる。
仕事力
文章力、プレゼン力、準備する力が養われる。
月に7冊読むと読書量において日本人のトップ4%に入る。
健康
読書することで、ストレスと不安から解放される。
静かな場所での6分間の読書は、ストレスを3分の2軽減する。
頭がよくなる
多くの脳科学研究データが、読書とIQの相関を示している。
人間の脳は使えば一生成長し続ける。「読書」と「運動」がよい。
運命の1冊との出会い
人生の分かれ道などに本に影響を受ける
自分の頭で状況を打開する方法を考えても限界があるが、本を読めば何千、何万人もの先人の知恵を拝借できる。
読書量と収入が比例するというデータがある。
自己成長
本を読んで、その内容を実行することができれば、自己成長につながる。
楽しい
本を読む目的が、「自己成長のため」「仕事で活かせるから」という理由であってはだめ。
単純に楽しみながら読むことで、記憶にも残り、学びも大きく自己成長につながる。
これだけのメリットを享受するために、今すぐ読書したくなります。
次に、筆者のいう読書術の紹介をします。
忘れない読書術の3つの基本
読書術の3つの基本です。
個人的に、この内容が一番ためになりました。
アウトプット読書術
1週間に3回アウトプットすることで、短期記憶から長期記憶領域に移動する。
アウトプットは、下の4つから3つを実行する。
- 本にメモする。マーカーでラインを引く。
- 本の内容を人に話す。本を人に勧める。
- 本の感想などをSNSでシェアする。
- Facebookやメルマガに書評、レビューを書く
スキマ時間に読書する
スキマ時間は1生の起きている時間の1割に相当します。
筆者の読書は、すべてスキマ時間だけで読んでいる。
- 制限時間があると集中力が増す。
- 集中を最大で発揮できるのは15分。
- 60分連続よりも、途切れ途切れの方が集中時間が長くなる。
筆者はこう言っています。
「読書術とは、いわば時間術である」
速く読むことより、深く読むことを意識する
本を読んだ定義は、「内容を説明できること」
速く読むことにこだわりすぎない。
深く読むことができてから、速く読むことを目指す。
キーワードは、「アウトプット」と「スキマ時間」です。
HOW TO 読書
次は、忘れない読書を実践するための具体的な方法です。
パラパラ読書
パラパラと全体を見通して、ゴールと読み方を決めます。
- 全体を把握する。
- 本を読む目的を設定する。
- 「速読」か「精読」かを決める。
ワープ読書
本は一字一句読む必要はありません。
読みたいところだけ読む。でOKです。
ギリギリ読書
自分の能力よりも少しだけ難しい本の読み方をすると、ドーパミンが分泌されます。
ドーパミンにより、集中力が増します。
「本の内容」を難しくするか「読むスピード」を少し早くすることで本の難易度を調整します。
ドーパミンは、幸福物質とも呼ばれる脳内物質で、モチベーションを高め、記憶力も高める働きをする
ワクワク読書
ワクワクすることでも、ドーパミンが分泌されます。
面白そうと思ったら、ワクワクが続くうちに、すぐ読むことです。
1週間たつとドーパミンは出ません。
本書で紹介されている読書術は、以前要約させていただいた「自己肯定感をあげるOUTPUT読書術 アバタロー著」と言っていることの根っこは同じです。
こちらの本では、読書術実践方法をさらに細かくやり方を説明してくれているので、ぜひ下の記事もご覧ください。
「自己肯定感をあげるOUTPUT読書術」【要約】読書は数じゃない。
こんにちわ!じまろーです。 要約させていただきました。 筆者であるアバタローさんは、日中はふつうのサラリーマンとして、某外資系企業で役員をされている方です。趣味の読書を生かして、書評YouTubeチャ ...
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まとめ
要約は以上です。
本記事の冒頭でも述べましたが、
ポイント
アウトプットありきの読書をスキマ時間に集中してする
これに尽きます。
まずは、これを実行するだけで、内容を忘れない上に、本の理解、読書量ともにUPすると思われます。
わたしの場合は、
スキマ時間は、寝る前のスマホ禁止時間を読書にあてています。
アウトプットは、本に書き込み、SNSでシェア、本ブログ要約で3回のアウトプットを忠実に守っています。
ぜひ自分のスキマ時間を洗い出して、読書に充ててください。
本書には、ここで説明した以外に「本の選び方」「本の買い方」「電子書籍読書術」なども紹介されています。
また、筆者がお勧めする「珠玉の31冊」も紹介されており、アウトプットの鬼である樺沢紫苑先生が、どんな本をおすすめするか興味がある方は、ぜひ本書を手に取って読んでみてください。
また、筆者のアウトプットすることに特化して書かれた「アウトプット大全」も要約していますので、アウトプット自体に興味がある方は、ぜひご覧ください。
「アウトプット大全」知識を定着させたいあなたへ【要約】
こんにちわ!じまろーです。 読ませていただきました。 この本は、アウトプットに特化して説明された本です。アウトプットの重要性がこれでもかってほど(80個)紹介されています。 各項目が見開き1ページにま ...
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