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「読んだら忘れない読書術」本の内容を血肉にしながら読書量を増やす【要約】

2021年5月6日

こんにちわ!じまろーです。

精神科医が教える読んだら忘れない読書術
樺沢紫苑著

読ませていただきました。

この本は、本書の題名からも分かるとおり「読んだら忘れない読書術」が紹介されています。
樺沢紫苑先生が書かれた「OUTPUT大全」の読書に特化した内容となっています。

存分に読書がどんなにいいものかって理解させてから、どうやって読むのか?
ってことが書かれていて、なんといっても読みやすいです。

この本は、下のような経験のある方におすすめです。

こんな方におすすめ

  • 読んだ次の日には、読んだ本の内容を思い出せない。
  • 今読んだばかりのページに何が書いてあったか思い出せない時がある。
  • 読んだ本を自分の血肉にしながら、しかも読むスピードを上げたい。

また、本書の内容を一言でいうと

本書の内容

忘れない読書のためには、アウトプットありきの読書をスキマ時間集中してする。

となります。

読書で得られること

読書で得られることは下の8つとなります。
ささっと紹介します。
そんなことより読書法が知りたいって方は飛ばしてください。

知識

テレビ・ネット・新聞などは、ほとんどが「情報」。1年たつと古くなる。
本は「知識」:10年たっても風化しない。

時間

新しいことをはじめるときに先人たちの試行錯誤の結果を学び、自分が悩む時間をショートカットできる。

仕事力

文章力、プレゼン力、準備する力が養われる。
月に7冊読むと読書量において日本人のトップ4%に入る。

健康

読書することで、ストレスと不安から解放される。
静かな場所での6分間の読書は、ストレスを3分の2軽減する。

頭がよくなる

多くの脳科学研究データが、読書とIQの相関を示している。
人間の脳は使えば一生成長し続ける。「読書」と「運動」がよい。

運命の1冊との出会い

人生の分かれ道などに本に影響を受ける
自分の頭で状況を打開する方法を考えても限界があるが、本を読めば何千、何万人もの先人の知恵を拝借できる。
読書量と収入が比例するというデータがある。

自己成長

本を読んで、その内容を実行することができれば、自己成長につながる。

楽しい

本を読む目的が、「自己成長のため」「仕事で活かせるから」という理由であってはだめ。
単純に楽しみながら読むことで、記憶にも残り、学びも大きく自己成長につながる。

これだけのメリットを享受するために、今すぐ読書したくなります。

次に、筆者のいう読書術の紹介をします。

忘れない読書術の3つの基本

読書術の3つの基本です。
個人的に、この内容が一番ためになりました。

アウトプット読書術

1週間に3回アウトプットすることで、短期記憶から長期記憶領域に移動する。
アウトプットは、下の4つから3つを実行する。

  • 本にメモする。マーカーでラインを引く。
  • 本の内容を人に話す。本を人に勧める。
  • 本の感想などをSNSでシェアする。
  • Facebookやメルマガに書評、レビューを書く

スキマ時間に読書する

スキマ時間は1生の起きている時間の1割に相当します。
筆者の読書は、すべてスキマ時間だけで読んでいる。

  • 制限時間があると集中力が増す。
  • 集中を最大で発揮できるのは15分。
  • 60分連続よりも、途切れ途切れの方が集中時間が長くなる。

筆者はこう言っています。
読書術とは、いわば時間術である

速く読むことより、深く読むことを意識する

本を読んだ定義は、「内容を説明できること」
速く読むことにこだわりすぎない。
深く読むことができてから、速く読むことを目指す。

キーワードは、「アウトプット」と「スキマ時間」です。

HOW TO 読書

次は、忘れない読書を実践するための具体的な方法です。

パラパラ読書

パラパラと全体を見通して、ゴールと読み方を決めます。

  1. 全体を把握する。
  2. 本を読む目的を設定する。
  3. 「速読」か「精読」かを決める。

ワープ読書

本は一字一句読む必要はありません。
読みたいところだけ読む。でOKです。

ギリギリ読書

自分の能力よりも少しだけ難しい本の読み方をすると、ドーパミンが分泌されます。
ドーパミンにより、集中力が増します。
「本の内容」を難しくするか「読むスピード」を少し早くすることで本の難易度を調整します。

ドーパミンは、幸福物質とも呼ばれる脳内物質で、モチベーションを高め、記憶力も高める働きをする

ワクワク読書

ワクワクすることでも、ドーパミンが分泌されます。
面白そうと思ったら、ワクワクが続くうちに、すぐ読むことです。
1週間たつとドーパミンは出ません。

本書で紹介されている読書術は、以前要約させていただいた「自己肯定感をあげるOUTPUT読書術 アバタロー著」と言っていることの根っこは同じです。
こちらの本では、読書術実践方法をさらに細かくやり方を説明してくれているので、ぜひ下の記事もご覧ください。

「自己肯定感をあげるOUTPUT読書術」【要約】読書は数じゃない。

こんにちわ!じまろーです。 要約させていただきました。 筆者であるアバタローさんは、日中はふつうのサラリーマンとして、某外資系企業で役員をされている方です。趣味の読書を生かして、書評YouTubeチャ ...

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まとめ

要約は以上です。

本記事の冒頭でも述べましたが、

ポイント

アウトプットありきの読書をスキマ時間に集中してする

これに尽きます。

まずは、これを実行するだけで、内容を忘れない上に、本の理解、読書量ともにUPすると思われます。

わたしの場合は、
スキマ時間は、寝る前のスマホ禁止時間を読書にあてています。
アウトプットは、本に書き込み、SNSでシェア、本ブログ要約で3回のアウトプットを忠実に守っています。

ぜひ自分のスキマ時間を洗い出して、読書に充ててください。

本書には、ここで説明した以外に「本の選び方」「本の買い方」「電子書籍読書術」なども紹介されています。
また、筆者がお勧めする「珠玉の31冊」も紹介されており、アウトプットの鬼である樺沢紫苑先生が、どんな本をおすすめするか興味がある方は、ぜひ本書を手に取って読んでみてください。

  

また、筆者のアウトプットすることに特化して書かれた「アウトプット大全」も要約していますので、アウトプット自体に興味がある方は、ぜひご覧ください。

「アウトプット大全」知識を定着させたいあなたへ【要約】

こんにちわ!じまろーです。 読ませていただきました。 この本は、アウトプットに特化して説明された本です。アウトプットの重要性がこれでもかってほど(80個)紹介されています。 各項目が見開き1ページにま ...

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