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天然と養殖で栄養価はどれくらい変わるの?(真鯛、ヒラメ、クロマグロ)

2021年2月24日

 こんにちは!じまろーです。

 スーパーの鮮魚コーナーに並ぶ魚たち。パックには「天然!」「養殖」って表示がありますよね。

 基本、天然の方が養殖よりも高いです。それは、やはり栄養価でもそれだけ高いために同じ魚を食べても天然の方が体にいいってこと。と思っていました。

 その栄養価の差を調べ、やっぱり天然やね~。おいしいし栄養価も高いし、ちょっと高くても同じ費用での摂取栄養から考えると、天然の魚のがリーズナブル!と、結論づけたいために天然と養殖の栄養価の違いを調べてみました。

 こちらのデータは文部科学省作成の食品成分データベース(2019年データ)から抽出しました。天然と養殖の違いとしてピックアップしたのは、「まだい」、「ひらめ」、「くろまぐろ」の3種類です。特にまぐろの養殖は、近大まぐろで有名で、おいしいって評判ですよね。

 それぞれ、100gあたりの割合を示しています。

 まずは、エネルギーと、3大栄養素です。たんぱく質、炭水化物に大きな違いはないものの、養殖の脂質は、3つの魚すべてで大きく天然よりも増えていますね。それに伴い、エネルギーも増え、水分は脂質が増えた分、減っているという感じですか。くろまぐろに至っては天然の5倍以上の脂質となっています。

エネルギーと3大栄養素

 これは、養殖の魚を脂ののった魚にするために、運動もそこそこに、毎日ハイカロリーなエサを与えられてすくすくと育つことができるからですね。脂ののった魚はおいしいですからね。

 次にミネラルですが、これには大きな差はないと判断できますが、くろまぐろで「セレン」の量が減っているのが気になりますね。まだいとひらめはデータがありません。

ミネラル

 「セレン」は、必須ミネラルで、抗酸化作用で組織細胞の酸化を防ぐ働きをします。 水銀などの有害物質を無毒化してくれるので、ありがたい栄養素です。

 次はビタミンです。ビタミンについては、ビタミンB群で、養殖の方に軍配が上がっていますね。それほど大きな差ってわけではないですけれど。

ビタミン

 ここから、考えると大きな栄養素の違いは、脂質の量ですね。下は脂質の種類をさらに細かく分けたものです。

脂質
  • 飽和脂肪酸:常温で固形化するもの、酸化されにくいですが、採りすぎはよくないとされています。
  • 一価不飽和脂肪酸:オリーブオイルに多く含まれ、体にいいとされていますね。
  • n-3系多価不飽和脂肪酸:オメガ3、DHAやEPAを含む健康に良いとされる必須脂肪酸です。
  • n-6系多価不飽和脂肪酸:オメガ6、必須脂肪酸ですが、とりすぎはよくないとされています。

 それぞれの脂肪酸について深く述べるのはまた次の機会としますが、良い脂肪酸も比較的悪者扱いされている脂肪酸も、全ての脂肪酸で養殖の方が増えているのが分かります。あまり脂質が増えたメリットはないと言えますね。

 ここまで調べてきて、それほど栄養価の違いに、スーパーの値札の価格差までの違いを感じ取ることができませんでした。

 ただし、養殖の魚は、10年前くらいはエサなどの影響で体内に有害な物質が蓄積しているといったデータもあり、天然の魚が良いとされていたようです。それらの有害な物質の蓄積量は上記の栄養価には反映されませんからね~。今は、食べる人のことも考え、エサも良いものが与えられているとは思うのですが、はっきりしたところは、また調べてみたいですね。

 私はというと、脂がしっかりのったものよりも、しつこくない程度の脂ののり方が好きなので、天然魚に1票です。やはり、魚は人が介することなく、脂がのる「旬」に食すというのが、一番健康的でよいのではないかと思います。

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