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今が旬の鱈という魚のポテンシャルはどれくらいなのか?

2021年2月25日

2月、雪が降る季節。この季節の魚といえば、鱈(タラ)です。

鱈(タラ)と言えば、鍋、ムニエル、フライ、甘酢あんかけなど、料理法を選ばないですね。
鱈(タラ)自身は主張せず、どんな味にも合わせますよと、どんと構える横綱スタイル。

うちではもっぱら、オリーブオイルを引いたフライパンでいろいろなキノコと一緒に蒸し焼きにして、味付けは、気分によって「極上スパイス 喜(よろこび)」か「ほりにし」のどちらかのスパイスをふりかけるだけです。
簡単ですが、これがうまいのです。

そんな鱈(タラ)について調べてみました。

鱈(タラ)の栄養は?

鱈(タラ)は、良質なたんぱく質を含みながら、脂質は0.2%と非常に少ないため、他の魚と比較しても、カロリーが低く最高のたんぱく源です。
ちなみに

  • 鯛(たい)の脂質は5.8%
  • 鰆(さわら)の脂質は9.7%
  • 鰤(ぶり)に至っては、17.6%です

鱈(タラ)の0.2%のすごさが際立ちますね。

脂質の少なさ以外の特筆すべき栄養素は下の2点です。

  1. 良質なたんぱく質を多く含みます
    (100gあたり、たんぱく質:17.6mg、アミノ酸スコア:100)
  2. ヨウ素を多く含みます
    (100gあたり、カリウム:350μg)

鱈(タラ)に多く含まれるヨウ素とは?

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの産生に欠かせない物質です。
甲状腺ホルモンは、タンパク質合成や酵素活性などの多数の生化学反応を調節していて、代謝活性の決定に非常に重要な役割を果たしている。
とのことで、非常に重要なミネラルの一種です。

不足すると、成長障害、体力低下、甲状腺機能障害などの原因となりますが、昆布やわかめといった海藻類に多く含まれるため、日本人は不足することはないと言われています。
昆布で出汁をとった味噌汁にも含まれるためです。

逆にヨウ素は、1日の最大摂取量が決められています。
厚生労働省が策定した日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、3.0mg/日が最大摂取量上限となっています。
それ以上を毎日摂り続けると、甲状腺障害が出る可能性があるということです。

こういう、少なすぎてもNG、摂り過ぎてもNGという栄養素は困りますよね。
それでもこの鱈(タラ)に関して言えば、上限よりもかなり低い量なので問題なく、日本人はヨウ素過剰摂取に耐性があるとも言われています。
なんせ、昆布で出汁を取った味噌汁一杯で3mg程度のヨウ素含有となると言われていますから。

話を鱈(タラ)に戻しましょう。

鱈(タラ)の見た目は?

鱈(タラ)は下のような見た目です。

鱈の豆知識

鱈(タラ)は、魚の中でもすごい大食漢で、胃のなかに多大な量の食物を入れ込む事ができるそう。
鱈(タラ)は大食というだけではなく、エサの種類を選ばず、なんでも口に入れてしまう。
鰯(イワシ)のような魚はもちろんのこと、カニ、エビなどの甲殻類やヤドカリ、貝類など手当たり次第に食べるので、腹いっぱい食べることを「たら腹食う」と言うようになったとか。

また、「でたらめ」を「出鱈目」と当て字をするのも、タラのこの節操のない食欲からきているそう。
おもしろいですね。

しかし、鱈(タラ)がここまで大食いである理由があって、鱈(タラ)は冬以外は、水深100m程度の海に生息していて、あまりエサになる魚には恵まれないので、チャンスがあれば、それこそ「たら腹」食べて胃の中に貯め込んでおかなくてはならないのです。

生き残るための大食なんですね。
そのおかげで、タラの胃は大きくふくれるようになっているし、その消火化力はすばらしいのですが、中には胃の疲労やカニ、エビなどの甲殻類の殻による胃壁の損傷が原因で、胃潰瘍を患っている鱈(タラ)もいるらしいです。

魚も胃潰瘍になるってこと自体驚きですが、そんな鱈(タラ)にますます親近感が湧きますね。

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