こんにちわ。じまろーです。
自称、健康おたくをこじらせたクリエイターこと、高城剛氏。
著者曰く「健康のためなら死ねる」
この名言はタモリさんの名言としても有名です。
まさに共感です。昨年に体調を崩した経験から、まさに健康の重要さを再認識しています。
そこで、今回、ご紹介する本はこれです。
医師が教えてくれない家庭の医学 高城式健康術55
高城剛著
わたしも、これまでいろいろな健康本を読んできましたが、本によって食べたらいいものなど主張が違っています。それは、結局ひとりひとり違うから、どの食べ物が合うや、どんな生活スタイルが合うということは、人それぞれってことなんですね。
そうなると、路頭に迷ってしまいますよね。わたしも健康迷子になっていました。
そんなときに本書の主張は、
まずは、正しい自分を知ること。すべてはこの考え方からはじまる。
これは、確かに!としっくりきました。
以前要約させていただいた「LIFE SPAN 老いなき世界」でも、自分の遺伝子を知ることで病気にかかる前に自分にとっての最善の処置が何なのかが分かる。と自分を知ることの重要性が書かれています。
この本は、下のような疑問をお持ちの方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 自分の健康状態を知るための検査とは?
- 自分の健康状態を知りたいけど、いくらかかるの?
- それぞれの検査は、どれくらい精度で分かるの?
正しく自分を知る方法
ここでは、病院では教えてくれない最先端の自分を知る検査が紹介されています。もちろん著者自身がすべて試したうえでおすすめしているものです。
それぞれの検査内容を簡単に説明するとともに、本書には記載のない価格帯を調べて追記しています。
SNPs検査(遺伝子検査)
各個人の遺伝子の違いが分かる検査です。
SNPとは
それぞれの人間の遺伝情報のわずかな違いのことで、DNAの中のたったひとつの塩基が別の塩基に置き換わることを意味します。SNPは30億の塩基対の中に約1000万カ所、このうち遺伝子領域には約100万カ所存在すると考えられていて、遺伝子領域にあるSNPを調べれば「個性特性」、いわば個々のキャラクターがわかります。
著者は、この検査でタンパク質と脂質を取り入れるSNPsに変異があり、糖質制限なんて流行りでしてしまうと大変なことになっていた、と書かれています。
また、肝臓の解毒があまり機能しておらず、添加物を排除するなど食事に気を付けなければいけないことが分かった、ともあります。
このように「自分に必要な処置を病気になる前に分かる」というのが最大のメリットですね。
検査費用は?
気になる費用は、検査項目によってピンきりです。
病院やクリニックなどの医療機関で検査を受けるとかなり高額となっています。
以前要約させていただいた「食事法の最適解」でも紹介されていた「ユーグレナ社の遺伝子解析サービス」では、自宅で唾液を送るだけで、結果はWebで確認できます。
健康リスクや体質の遺伝的傾向など300項目を解析できます。
有機酸検査
自分の腸内および神経伝達物質を調べるための検査です。
有酸素検査とは
尿中に排泄された75種類の結城さん化合物の量やバランスを検知する検査で、「腸内環境の乱れ」「ミトコンドリアの機能障害」「三大栄養素がうまく使われているか」「神経伝達物質(ドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニン)のバランス」「ビタミンの過不足」などが可視化できる。
現在のところ、有機酸検査の検体を日本で解析できる期間はひとつもなく、数少ないクリニックから米国に送るしかないとのことです。
検査費用は?
有機酸検査の費用は、扱っている医療機関のサイトを確認したところ、¥30,000~¥50,000くらいが相場のようです。
こちらは、自宅で郵送できるようなものはないようですね。お近くのクリニックをお探しください。
遅延型フードアレルギー検査
遅延型フードアレルギー検査とは
アレルギーには、即時型の反応(「IgE」抗体によるもの)と、遅延型の反応 (「IgG」抗体によるもの)があり、一般的には花粉症や通常の食物アレルギーに代表される即時型の反応が注目されている。
しかし、IgG抗体が起こす遅延型アレルギーや、問題となる食物を体内に入れてから8時間後から36時間後にアレルギー反応がでるため、まったく分からなかった体調不良の原因が2日前に食べたものだったということが分かる。
検査費用は?
遅延型フードアレルギー検査は、自宅で採血して米国に郵送することで検査できます。
以前要約させていただいた「食事法の最適解」でも紹介されていた 「アンブロシア社のIgG植物過敏パネル」がよいのではないかと思います。
こちらは、219項目検査ですが、120項目となると、少しお安くなります。
マイコトキシン検査
カビ毒にどれだけ侵されているかの検査です。
マイコトキシンとは
マイコトキシンとは「カビ毒」のことで、アフラトキシンやオクラトキシンAが有名。ナッツ類やとうもろこし、穀類や乳製品からワインまで数多くの食品から検出されている。
検査機関で尿を採尿して検査します。
検査費用は?
アフラトキシンやオクラトキシンを含む7種類のカビ毒検査で、¥60,000-弱くらいが相場のようです。
著者は、カビ毒を含む体内の有害物質のデトックスについても本書で大きく取り上げられています。
マイコトキシン検査を受けるまでもなく、現代の日本人はカビ毒や、魚から摂取する水銀や、たばこの受動喫煙や残留農薬などから重金属類が体内にあるのは間違いない事実のようで、著者はデトックスに特化した本も書かれています。
本書では、デトックスとして2つのサプリを超絶に押されてます。毎朝必ず摂取しているそう。
それは下の2つです。Tarzanでも紹介されていて、このサプリを飲んで検査結果が良くなったそうです!これは効きそうです。
Yerba Prima, グレートプレーンズ ベントナイト + ハーバルデトックス、 60カプセル
¥1,646- (iHerb:2021/9/24)
ミアテスト
ミアテストは、一言でいうと、超早期にがんを発見できる検査です。
ミアテスト
各臓器から出る疾患特異的な因子(マイクロRNAなど)を検出し、疾患の早期発見を行う検査です。疾患にかかると、疾患の細胞から分泌される小さな顆粒にマイクロRNAが封入されます。
その疾患特有のマイクロRNAを検出し、数量の変化を測定することで「がん」や「アルツハイマー型認知症」などの疾患を早期に発見することができます。
従来の腫瘍マーカーと比較してもステージや腫瘍の大きさに関係なく見つけることができます。特に乳がん、大腸がん、すい臓がんの存在は、100%近い精度で検知するとのこと。すごいですね。
検査費用は?
気になるミアテストの費用は、最大12種のがんの検査で、¥275,000~¥440,000と、かなり高額です。
例えば、すい臓がんなどの1つのがんだけの検査では¥50,000程度から検査可能です。
ピンポイントで心配なものがあれば、検査も考えてみる価値があると本書でも推奨されています。
著者の高城剛氏は、このミアテストで、超早期すい臓がんが見つかったとのことで、超早期だったため、仕事量の調整(執筆作業以外の仕事をすべてSTOP)と高濃度ビタミンC注射で、3か月後の再テストでは、がんのリスクレベルは大きく下がっていたとのことです。そして、高城氏は今も定期的にミアテストのすい臓がんをピンポイントで検査しているそうです。
この話、聞くとやる価値をばりばり感じますよね。
このミアテストですい臓がんが見つかった内容の詳細は高城剛氏の「不老超寿」に詳しく書かれていますので、興味のある方は読んでみてください。
まとめ
いかがでしょうか?
病気はかかってからの対処は、心身的も金銭的にも負担が大きいです。
病気にかかる前に自分を調べるというのは、その通りだと思います。
そして、科学の進歩がすさまじく、遺伝子検査も今では自宅でできる時代なのです。
今、自分で自分を知ることが、ひと昔前と比べて格段にできるようになっています。
ただし、まだ高価でありますが・・・。
自分でどれくらい投資できるか、後悔はしないように自分を正しく知っていきたいです。
わたしはというと、遺伝子検査と遅延型アレルギー検査はしたいと思っています。
そして、デトックスについては、アセロラとクレイを購入して毎日飲んでいます。とりあえず数か月続けてからだの状態がどう変わるか観察します。
本書では、 さすが健康おたくな著者が、まだまだマニアック検査やサプリメントをがんがん紹介されています。
興味をある方は、ぜひお手に取って読んでみてください。
またデトックスについては、この本です。こちらもおもしろいです。
そして、著者の超早期すい臓がんが、ミアテストで見つかった話が書かれている「不老超寿」です。