こんにちわ!じまろーです。
暑いですね。溶けそうです。
こんなときは、元気がでるものが食べたいですね。
そんなときに最適なのが「バクテー(肉骨茶)」です!
わたしは20年くらい前になりますが、マレーシアはペナンに住んでいたことがあり、その時のバクテーの味が忘れられないのです!
バクテー「肉骨茶」をご存じでしょうか?
こんな方におすすめ
- バクテーとは
- 自宅でバクテーを味わうには?
- バクテーって、健康にいいの?
バクテーとは
バクテー(肉骨茶)とは
漢方の生薬たっぷりのスープで豚肉を煮込んだ料理。中国系マレーシア人や中国系シンガポール人のソウルフード。
マレーシアとシンガポールで、スタイルが違い、マレーシアバクテー派か、シンガポールバクテー派かに好みが分かれる。
白ごはんにスープを浸して食べると格別。基本的には朝食か昼食で食べられる。
マレーシアとシンガポールのバクテーを特徴で分けると下のようになります。
マレーシアバクテー | シンガポールバクテー |
---|---|
黒っぽいスープ(通称:黒バク) | 透明なスープ(通称:白バク) |
漢方の生薬「熟地黄」を煮出した上に、中国醤油で味を調えるため、黒っぽい色となる。見た目よりもしつこくなく、スープはいくらでも飲める。 | 熟地黄は含まれず、中国醤油も香りづけ程度。ニンニクが丸ごと入っていて、コショウのパンチが効いている。 |
中国の福建省からの移民が考案 | 中国の広東省潮州からの移民が考案 |
バクテーについてくるご飯が、炊き込みご飯であることが多い。 | バクテーには白ご飯が付いてくる。 |
私は、マレーシアのペナン島に住んでいたので、マレーシアバクテーをこよなく愛していますが、シンガポールバクテーも大好きです。どちらも食欲を刺激して夏バテが吹っ飛ぶことは同じです。
バクテーは店ごとに、使用する漢方や味付けも変わり、マレーシアとシンガポールという2種類だけに分けられるものでもないとも思います。
自宅でバクテーを。
自宅でバクテーを食べるためには、バクテーのスープの素を使うのが絶対にオススメです。かなり多くの漢方が入っていて、ぞれぞれ全部揃えるのは大変です。
A1 Soup Spices(マレーシア)
まずは、マレーシアバクテーです。少しお高めですね。1袋に2パック入っているので、4袋で8パックです。1パックで豚肉1kg分のスープが作れます。
メルカリでも販売されている方がいるので、そちらではもう少し安く購入できます。
この「A1 Soup Spice」の良いところは、1パックに含まれる漢方の種類の豊富さです。
こちらの含まれるものと、効能は下のとおりです。
- トウキ(当帰):温補、補血作用、生理不順に効果、腹痛に効果
- トウジン(党参):生命力を増し、ストレス適応を増す。滋養強壮。
- ハッカク(八角):スターアニス。身体を温める。胃腸を整える。食欲増進。気の巡りをよくする。痛み止め。
- ギョクチク(玉竹):潤いを与え、ほてりを冷ます。特に肺を潤す。
- チョウジ(丁子):クローブ。抗酸化作用。胃腸を温める。体内の冷え改善。
- カンゾウ(甘草):抗炎症作用。鎮痛。抗アレルギー。活性酸素除去。肝機能UP。
- ビャクジュツ(白朮):健胃。整腸作用。利尿、発汗作用。体内の水分の働きを正常に。
- センキュウ(川芎):血の滞りを治す作用。活血して痛み止め。
- ショウズク(小豆蔲):カルダモン。脾胃を温め、湿邪を乾燥させて取り除く。消化促進。呼吸器官の不調改善。リラックス効果。抗炎症効果。
- チャンツァイ(香菜):コリアンダー。消化促進。食欲増進。腸内ガスの排出。デトックス(重金属の排出)
- ケイヒ(桂皮):シナモン。血行促進。鎮静鎮痛。抗菌作用。抗酸化作用。抗炎症作用。
- 黒コショウ(黒胡椒):代謝促進。胃腸の調子を整える。消化機能の向上。
これだけのものが入っているのです!!元気が出ない方がおかしいでしょ。
しかもおいしいときてる!
準備する材料(マレーシア)
このスパイスには、熟地黄が入っていません。味付けにはオイスターソースと中国の醤油である生抽と老抽を使用します。こだわるなら、それぞれ準備すると味が違うとの噂ですが、使い切る自信がないなら、日本の醤油でもOKと思います。
材料は下のとおり。2パック分ですので、1パックにするときは半分でOK。
・豚肉(2kg):スペアリブや豚肉。鶏の手羽元でもOKです。
・ニンニク(8個)
・ダークソイソース 老抽(大匙2)
・ライトソイソース 生抽(大匙4)
・オイスターソース(大匙2)
・旨味調味料(適量):これは入れなくてもOK。
・塩、胡椒(適量)
・水(1.5L)
・A1 Soup Spices(2パック)
一緒に揚げ豆腐や、キノコ類、レタスを最後に入れるのもおいしいですよ。
老抽と生抽を揃えるなら、下のようなセットで購入可能です。
つくり方(マレーシア)
つくり方は、豚の臭みを取れば、あとは煮るだけです。
- たっぷりの水で豚肉をゆでます。沸騰後中火で5~10分程度。可能ならネギの青い部分を入れて臭み取り。
- ゆで汁は全部捨てて、流水で肉と鍋を洗う。鍋についたアクもしっかりとる。
- 再び、鍋に肉を入れて、それに塩、胡椒以外の材料を加えて、30分~1時間弱火で煮る。
- 最後に塩と胡椒で味をととのえて完成
圧力鍋で15分ほど圧力かけることで、時短で、ほろほろ肉に味がしみ込んだものができます。
dfe バクテーの素(シンガポール)
次は、シンガポールバクテーの素です。こちらはカルディなどでも購入可能で、通販でも比較的リーズナブルに入手可能です。
1袋に1パック入りなので、マレーシアバクテーの素の半分の量ですね。
こちらの「dfe バクテーの素」に含まれる材料です。
- 白こしょう(白胡椒):代謝促進。胃腸の調子を整える。消化機能の向上。
- ケイヒ(桂皮):シナモン。血行促進。鎮静鎮痛。抗菌作用。抗酸化作用。抗炎症作用。
- ハッカク(八角):スターアニス。身体を温める。胃腸を整える。食欲増進。気の巡りをよくする。痛み止め。
- 青唐辛子:代謝の促進。冷え性の改善。発汗作用。
- セージ:抗ウィルス。抗菌。内分泌調整。
- チョウジ(丁子):クローブ。抗酸化作用。胃腸を温める。体内の冷え改善。
- にんにく(大蒜):健胃、発汗、利尿、たんきり、整腸、駆虫薬
- しょうが(生姜):唾液、胃液の分泌を促進。胆汁分泌促進。鎮咳。
- フェンネル:健胃。口臭予防。更年期障害の緩和。
マレーシアバクテーに比べて、漢方種類は少ないですね。白コショウが肝です。
準備する材料(シンガポール)
・豚肉(800kg):スペアリブ
・ニンニク(1玉)
・塩、ナンプラー(適量)
・水(800ml)
・dfe バクテーの素(1パック)
こちらは、シンプルに「肉」と「にんにく」のみです。
つくり方(シンガポール)
つくりかたは、基本的にマレーシアバクテーのつくり方と同じです。
- たっぷりの水で豚肉をゆでます。沸騰後中火で5~10分程度。可能ならネギの青い部分を入れて臭み取り。
- ゆで汁は全部捨てて、流水で肉と鍋を洗う。鍋についたアクもしっかりとる。
- 再び、鍋に肉と、塩、ナンプラー以外の材料を入れて、40分程度弱火で煮る。
- 最後に塩とナンプラーで味をととのえて完成。
バクテーのおいしい食べ方
バクテーの肉をおいしく食べる方法があります。
・にんにく
・青唐辛子
・しょうゆ
を準備してください。
で、生のにんにくと青唐辛子を細かく刻んで、小皿の上で醤油に浸して、にんにくと青唐辛子をスプーンの裏でぎゅっぎゅっとつぶし、醤油にエキスを移したら、それに肉を付けて、ごはんでバウンドさせてから、食べるのです。
どうです?想像しただけでよだれがでてくるでしょ。このタレだけでも、ごはんいけます。
そして、スープはれんげに入れたごはんにスープを浸して食べるもよし、スープだけ飲んでもよし。
マレーシアでは、いつもこの食べ方でした。
まとめ
いかがでしょうか。
マレーシアバクテーと、シンガポールバクテーのどちらも試してみたくなったのではないでしょうか。
この暑さを乗り切るためには、バクテーが最適です!
元気がでて、スタミナついて、疲れがふっとびます。
ぜひぜひ、ご自宅で作ってみてください!