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夏バテには、バクテー(肉骨茶)が最高!おすすめのバクテーの素と、作り方。

2023年7月30日

こんにちわ!じまろーです。

暑いですね。溶けそうです。

こんなときは、元気がでるものが食べたいですね。

そんなときに最適なのが「バクテー(肉骨茶)」です!

わたしは20年くらい前になりますが、マレーシアはペナンに住んでいたことがあり、その時のバクテーの味が忘れられないのです!

バクテー「肉骨茶」をご存じでしょうか?

 

こんな方におすすめ

  • バクテーとは
  • 自宅でバクテーを味わうには?
  • バクテーって、健康にいいの?

  

バクテーとは

マレーシアバクテー

バクテー(肉骨茶)とは

漢方の生薬たっぷりのスープで豚肉を煮込んだ料理。中国系マレーシア人や中国系シンガポール人のソウルフード。
マレーシアとシンガポールで、スタイルが違い、マレーシアバクテー派か、シンガポールバクテー派かに好みが分かれる。
白ごはんにスープを浸して食べると格別。基本的には朝食か昼食で食べられる。

マレーシアとシンガポールのバクテーを特徴で分けると下のようになります。

マレーシアバクテーシンガポールバクテー
黒っぽいスープ(通称:黒バク)透明なスープ(通称:白バク)
漢方の生薬「熟地黄」を煮出した上に、中国醤油で味を調えるため、黒っぽい色となる。見た目よりもしつこくなく、スープはいくらでも飲める。熟地黄は含まれず、中国醤油も香りづけ程度。ニンニクが丸ごと入っていて、コショウのパンチが効いている。
中国の福建省からの移民が考案中国の広東省潮州からの移民が考案
バクテーについてくるご飯が、炊き込みご飯であることが多い。バクテーには白ご飯が付いてくる。

私は、マレーシアのペナン島に住んでいたので、マレーシアバクテーをこよなく愛していますが、シンガポールバクテーも大好きです。どちらも食欲を刺激して夏バテが吹っ飛ぶことは同じです。

バクテーは店ごとに、使用する漢方や味付けも変わり、マレーシアとシンガポールという2種類だけに分けられるものでもないとも思います。 

シンガポールバクテー

  

自宅でバクテーを。

自宅でバクテーを食べるためには、バクテーのスープの素を使うのが絶対にオススメです。かなり多くの漢方が入っていて、ぞれぞれ全部揃えるのは大変です。

A1 Soup Spices(マレーシア)

まずは、マレーシアバクテーです。少しお高めですね。1袋に2パック入っているので、4袋で8パックです。1パックで豚肉1kg分のスープが作れます。

メルカリでも販売されている方がいるので、そちらではもう少し安く購入できます。

この「A1 Soup Spice」の良いところは、1パックに含まれる漢方の種類の豊富さです。

こちらの含まれるものと、効能は下のとおりです。

  • トウキ(当帰):温補、補血作用、生理不順に効果、腹痛に効果
  • トウジン(党参):生命力を増し、ストレス適応を増す。滋養強壮。
  • ハッカク(八角):スターアニス。身体を温める。胃腸を整える。食欲増進。気の巡りをよくする。痛み止め。
  • ギョクチク(玉竹):潤いを与え、ほてりを冷ます。特に肺を潤す。
  • チョウジ(丁子):クローブ。抗酸化作用。胃腸を温める。体内の冷え改善。
  • カンゾウ(甘草):抗炎症作用。鎮痛。抗アレルギー。活性酸素除去。肝機能UP。
  • ビャクジュツ(白朮):健胃。整腸作用。利尿、発汗作用。体内の水分の働きを正常に。
  • センキュウ(川芎):血の滞りを治す作用。活血して痛み止め。
  • ショウズク(小豆蔲):カルダモン。脾胃を温め、湿邪を乾燥させて取り除く。消化促進。呼吸器官の不調改善。リラックス効果。抗炎症効果。
  • チャンツァイ(香菜):コリアンダー。消化促進。食欲増進。腸内ガスの排出。デトックス(重金属の排出)
  • ケイヒ(桂皮):シナモン。血行促進。鎮静鎮痛。抗菌作用。抗酸化作用。抗炎症作用。
  • 黒コショウ(黒胡椒):代謝促進。胃腸の調子を整える。消化機能の向上。

これだけのものが入っているのです!!元気が出ない方がおかしいでしょ。

しかもおいしいときてる!

  

準備する材料(マレーシア)

このスパイスには、熟地黄が入っていません。味付けにはオイスターソースと中国の醤油である生抽と老抽を使用します。こだわるなら、それぞれ準備すると味が違うとの噂ですが、使い切る自信がないなら、日本の醤油でもOKと思います。

材料は下のとおり。2パック分ですので、1パックにするときは半分でOK。

・豚肉(2kg):スペアリブや豚肉。鶏の手羽元でもOKです。
・ニンニク(8個)
・ダークソイソース 老抽(大匙2)
・ライトソイソース 生抽(大匙4)
・オイスターソース(大匙2)
・旨味調味料(適量):これは入れなくてもOK。
・塩、胡椒(適量)
・水(1.5L)
・A1 Soup Spices(2パック)

一緒に揚げ豆腐や、キノコ類、レタスを最後に入れるのもおいしいですよ。

老抽と生抽を揃えるなら、下のようなセットで購入可能です。

  

つくり方(マレーシア)

つくり方は、豚の臭みを取れば、あとは煮るだけです。

  • たっぷりの水で豚肉をゆでます。沸騰後中火で5~10分程度。可能ならネギの青い部分を入れて臭み取り。
  • ゆで汁は全部捨てて、流水で肉と鍋を洗う。鍋についたアクもしっかりとる。
  • 再び、鍋に肉を入れて、それに塩、胡椒以外の材料を加えて、30分~1時間弱火で煮る。
  • 最後に塩と胡椒で味をととのえて完成

圧力鍋で15分ほど圧力かけることで、時短で、ほろほろ肉に味がしみ込んだものができます。

  

dfe バクテーの素(シンガポール)

次は、シンガポールバクテーの素です。こちらはカルディなどでも購入可能で、通販でも比較的リーズナブルに入手可能です。

1袋に1パック入りなので、マレーシアバクテーの素の半分の量ですね。

こちらの「dfe バクテーの素」に含まれる材料です。

  • 白こしょう(白胡椒):代謝促進。胃腸の調子を整える。消化機能の向上。
  • ケイヒ(桂皮):シナモン。血行促進。鎮静鎮痛。抗菌作用。抗酸化作用。抗炎症作用。
  • ハッカク(八角):スターアニス。身体を温める。胃腸を整える。食欲増進。気の巡りをよくする。痛み止め。
  • 青唐辛子:代謝の促進。冷え性の改善。発汗作用。
  • セージ:抗ウィルス。抗菌。内分泌調整。
  • チョウジ(丁子):クローブ。抗酸化作用。胃腸を温める。体内の冷え改善。
  • にんにく(大蒜):健胃、発汗、利尿、たんきり、整腸、駆虫薬
  • しょうが(生姜):唾液、胃液の分泌を促進。胆汁分泌促進。鎮咳。
  • フェンネル:健胃。口臭予防。更年期障害の緩和。

マレーシアバクテーに比べて、漢方種類は少ないですね。白コショウが肝です。

  

準備する材料(シンガポール)

・豚肉(800kg):スペアリブ
・ニンニク(1玉)
・塩、ナンプラー(適量)
・水(800ml)
・dfe バクテーの素(1パック)

こちらは、シンプルに「肉」と「にんにく」のみです。

  

つくり方(シンガポール)

つくりかたは、基本的にマレーシアバクテーのつくり方と同じです。

  • たっぷりの水で豚肉をゆでます。沸騰後中火で5~10分程度。可能ならネギの青い部分を入れて臭み取り。
  • ゆで汁は全部捨てて、流水で肉と鍋を洗う。鍋についたアクもしっかりとる。
  • 再び、鍋に肉と、塩、ナンプラー以外の材料を入れて、40分程度弱火で煮る。
  • 最後に塩とナンプラーで味をととのえて完成。

  

バクテーのおいしい食べ方

バクテーの肉をおいしく食べる方法があります。

・にんにく
・青唐辛子
・しょうゆ

を準備してください。

で、生のにんにくと青唐辛子を細かく刻んで、小皿の上で醤油に浸して、にんにくと青唐辛子をスプーンの裏でぎゅっぎゅっとつぶし、醤油にエキスを移したら、それに肉を付けて、ごはんでバウンドさせてから、食べるのです。

どうです?想像しただけでよだれがでてくるでしょ。このタレだけでも、ごはんいけます。

そして、スープはれんげに入れたごはんにスープを浸して食べるもよし、スープだけ飲んでもよし。

マレーシアでは、いつもこの食べ方でした。

 

まとめ

いかがでしょうか。

マレーシアバクテーと、シンガポールバクテーのどちらも試してみたくなったのではないでしょうか。

この暑さを乗り切るためには、バクテーが最適です!

元気がでて、スタミナついて、疲れがふっとびます。

ぜひぜひ、ご自宅で作ってみてください!

  

マレーシアバクテーの素
シンガポールバクテーの素

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