こんにちわ!じまろーです。
「飲む水を減らしましょう!」にわかに信じられない内容です。どっちかというと、「水は1日2リットルは飲みましょう」が常識ですよね。
今回、要約させていただく本は下の本です。
「胃のむくみ」をとると健康になる
今中健二著 2019年発刊
水は必要です。ただ過剰摂取はだめというのです。何事も「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」と言っている本です。
下のどれかに当てはまった方は、ぜひ本記事を読んでみてほしいです。
- 朝起きると、寝起きにグラス1杯の水を飲む。
- 仕事中、空調の効いた快適オフィスで、1日500mlのペットボトル2本ほど飲む。
- 食事中に食べ物を流し込むように水を飲む。
いかがでしょう?わたしは、全部あてはまりました。
いやいや、どっちかというと正しいと思ってやってました。少し無理してでも水を飲んでました。
しかし、よく考えてみると、小学校から大学まで、授業中にペットボトルなんて机に置いてなかったし、水なんて、部活のときのウォータークーラーや、大学時代の缶ジュースくらいだったような気もします。そして、それで十分だったような気がするんですね。
でも、今は仕事中や、家で何もしてない時でも、飲み物が傍らに置いてある。ペットボトルの普及が、今の水携帯生活を作りましたね。
ざっと調べると、緑茶などの500mlペットボトルが普及しはじめたのが1996年。約15年前ですもんね。最近です。
確かに昔よりも水分を摂取している。そう思いませんか。
著者:今西健二医師
1972年生まれ。母親をがんで亡くしたことをきっかけに医療に関心をもち、中国伝統医学である「中医学」を学ぶ。手技のみで盲腸や心臓病、意識不明の状態から回復するのを目の当たりにする。中医学を学ぶ中で現在は日本で整体療法院開業。
この本は、下のような思いをお持ちの方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 水の採り過ぎが、なぜだめなんですか?
- 自分が水を過剰摂取しているかどうかって分かりますか?
- どうやったら、胃のむくみを防げますか?
なぜ、水の摂りすぎは良くないのか。
水の摂りすぎの結果、胃で起こる変化はこの下のようなものです。
水の摂りすぎの害
胃に水が大量に入る → 胃酸が薄まる → 消化機能が低下 → 食べたものが胃に停滞 → 胃酸がより多く分泌 → 胃がむくむ → 万病のもと。
胃のむくみが引き起こす不調
中医学において「胃のむくみ」が引き金になると考えられている主な症状です。あまりに多くて、はしょってます。
胃のむくみが引き起こす不調
むくみ、だるさ、血行不良、肥満、高血圧、貧血、糖尿病、不定愁訴、水腫、がん、ポリープ、関節痛、リウマチ、片頭痛、難聴、口内炎、消化不良、胃潰瘍、肺炎、甲状腺機能低下、心臓浮腫、腰痛、下痢、頻尿、前立腺腫、痛風、不妊症、生理痛、腎不全など
水摂取過剰かどうかの自己診断
水をどれくらい飲めばいいか、どれくらい減らせばいいかは、人によって違うそうです。
自分にあった水の量は舌を診ることで自己診断できます。
水の摂取過剰な舌の状態
- ぼてっと分厚い
- 表面がびちょびちょ
- 歯型ででこぼこ
こんな感じでしょうか。
このような舌の状態は、水の摂取が過剰であると判断できるそうです。
また、舌の状態がこうならない限り、水を摂らなくてOKという舌の状態も自己判断できます。
水を摂る必要がある舌の状態
- 舌の表面に白い苔がまだらに見える。
- 舌の表面がひび割れている。
- 舌を指で触っても水がつかない。
- 手のひらのように舌の表面がザラザラしている。
胃のむくみを防ぐ方法
「水過剰摂取してて胃がむくんでいるかも」と思ったあなたは、安心してください。
胃のむくみを防ぐ方法を紹介されています。
シンプルに水を飲む量を減らす
一番効果的です。無意識に飲んでいる過剰分を減らすのです。本記事の冒頭でも述べさせてもらった下の3点を改善するだけでもだいぶ減るのではないかと思います。
- 朝起きると、寝起きにグラス1杯の水を飲む。
- 仕事中、空調の効いた快適オフィスで、1日500mlのペットボトル2本ほど飲む。
- 食事中に食べ物を流し込むように水を飲む。
この3点の飲む量を減らすのが一番早いですね。
胃のむくみを防ぐ飲み物
胃のむくみを防ぐ飲み物があります。
胃のむくみの対策を考えると、水が一番おすすめできないそうです。それは、水はのどの渇きが止まりにくいからだそう。
胃のむくみを防ぐ飲み物
- コーヒー
水をしみ出させる働きがある。ただし苦みが強いものは、喉の渇きが増す可能性あり。 - 黒豆茶
- タンポポコーヒー
- トウモロコシのひげ茶
- ドクダミ茶
飲みすぎには注意。
胃のむくみを防ぐ食べ物
次は、胃のむくみを防ぐ食べ物です。
水を出しやすくする食べ物
- 大根おろし
水分を運ぶ働き。 - 色つき豆
黒豆、小豆、枝豆、インゲン豆、サヤエンドウ、コーヒー豆 - ウリ系(カボチャ、キュウリなど)
カリウムの利尿作用
水を吸ってくれる食べ物
- 焼きナス
- サツマイモ
- そば
- ハト麦
通りのいい食べ物
- 糸こんにゃく
- キャベツ
- 白菜
胃の中を掃除してくれる食べ物
- 春菊
- 山芋
運動
「胃のむくみ」を防ぐためには、体外へ水を放出することです。それは運動です。
そして、そのコツは「胃の経路」を刺激する運動をすることです。
胃の経路
経路とは中医学で「エネルギーの通り道」として12本の道が、頭や顔、内蔵や手足をつなぐように張り巡らされているという考え。
胃の経路は、「足陽明胃経」といい、足の前側にめぐっている。
つまり、スクワットや、階段の上り下り、自転車でもいいですが、太ももの前面の筋肉を刺激するような運動が良いとのことです。胃の経路を刺激することで、水分は熱とともに体のてっぺん部まで上昇し、頭部(顔)からの発汗により体外に放出されます。
「顔から発汗すること」を念頭に置いた運動が必要です。
最近、顔から汗かいていますか?人は歳をとるにつれて、「水を上げる力」というのが衰えてくるそうです。
例えば、若い頃、ニキビは、おでこなど顔の上部にできていませんでしたか?でも、歳をとるとアゴなど下の方にできませんか?私は、ばっちりあてはまってます。これも、「水を上げる力」が衰えているんですね。
太ももの前側を刺激する運動で、顔から発汗。これを心がけます。
まとめ
いかがでしょうか?
わたしは、胃のむくみの症状、水の摂取過剰であるという自覚があったので、ぐいぐい引き込まれてしまいましたが、このような症状や自覚がない方は無理に水の量を減らす必要はないと思います。
わたしは、胃腸よわよわ族なので、水の摂取を減らすのは取組中です。
- 仕事中にキーボード横にペットボトルを置かない。
- 朝起きての一杯の量は舌を濡らす程度
- 食事中は、汁物やスープがあるので、基本、水は飲まない。
- 午後は、水ではなくデカフェコーヒーを飲む。
- さつまいもを食べる。
- 太ももの前側を意識して自転車通勤をがんばる。
また、顔から汗をかくというのは、「サウナ」がピッタリじゃないかと思っています。サウナを愛するわたしとしては、サウナに行く理由が追加されてうれしい限りです。
本書では、水の摂取量を減らした人の多くが、難病や原因不明の体調不良が改善された実際の話も紹介されていて、本記事では出せない説得力を増してくれます。興味がある方は、ぜひ本書を手に取って読んでみて下さい。