こんにちは。じまろーです。
わたしは、よく緑茶を飲みます。
もともと、お茶は良く飲みますが、緑茶が健康にいい!といろいろなところで見かけるようになってから、ますます飲んでます。
ほぼ毎日飲んでいるものなので、いいものを飲みたいと思っています。
よく考えると、緑茶のいいものって何なの?ってことになりまして、いろいろ調べてみました。
緑茶の健康効果
緑茶の健康効果は下のとおりです。
お茶の主要成分と機能
お茶の主要成分は下のようになります。
カテキン
お茶に含まれるポリフェノールの一種で、お茶に特有の苦渋味成分のもとです。カテキンの中でもEGCG(エピガロカテキンガレート)は、お茶特有の成分で、半分以上を占めます。
カテキンの機能性としては、抗酸化、抗突然異変、抗がん、抗動脈硬化、血中コレステロール抑制、抗菌、抗ウィルス、虫歯予防、腸内フローラ改善、消臭、血圧抑制効果など、山ほどあります。
アミノ酸
アミノ酸類は、お茶に20種類程度含まれますが、含量の半分以上をテアニンが占めます。
テアニンの機能性は、抗ストレス作用、血圧低下、脳神経機能調整、血管性痴呆症予防作用、肝がん細胞浸潤抑制作用などがあります。
カフェイン
お茶には、ご存じカフェインも含まれます。
カフェインの機能性は、覚醒作用、強心作用、大脳の刺激、利尿作用などがあります。
ビタミン
お茶は、ビタミンも豊富です。
ビタミンA(抗酸化作用、抗がん作用)
ビタミンB群(抗酸化作用、口角炎予防)
ビタミンC(抗酸化作用、ストレス解消作用、風邪の予防、美肌効果)
ビタミンE(抗酸化作用、老化抑制作用)
緑茶の健康効果
主要成分の4トップからしても、お茶の健康効果は納得なのですが、実際に緑茶の健康効果研究で結果の出ているものがあります。
抗がん効果
緑茶カテキンの主成分であるEGCGの「活性酸素消去作用」により、多くの研究で緑茶の抗がん作用が明らかになっています。
胃がんや大腸がん、乳がんや前立腺がんでは、がんリスク軽減ありの報告件数多く、抗がん効果が認められるところです。
抗肥満作用・体脂肪低下作用
カテキンとカフェインの働きにより、脂肪蓄積抑制機能があります
抗動脈硬化作用
1日1杯未満しか飲まない人に対し、1日1杯以上飲む人の心血管疾患と脳梗塞による死亡リスクは優位に低下し、1日5杯以上となると心血管疾患の死亡リスク26%、脳梗塞は51%も低下したと報告されています。
そのほか、肝疾患予防作用、老化予防作用、抗菌作用、低カフェイン緑茶で抗ストレス作用
など、多くの健康効果が報告されています。
茶の健康効果20選(公益社団法人日本茶業中央会)に詳しく紹介されていますので、ご覧ください。
緑茶の農薬問題と添加物
お茶が健康にいいってことは、分かりました。
しかし、お茶については、下の2点で問題があるという意見があり注意が必要です。
- お茶の農薬残留基準値が、EU等他国よりも高い
- ペットボトルに含まれるビタミンCが添加物となる
緑茶をめぐる農薬事情
緑茶への残留農薬問題は、「本当は危ない国産食品 「食」が「病」を引き起こす(奥野修二著)」で紹介されています。
この本によると、2018年に日本で販売されている茶葉(39検体)と、ペットボトル(9検体)に農薬が含まれているかどうかを調べ、その結果、そのすべてからネオニコチノイド系農薬が検出されたそうです。
ネオニコチノイド系農薬とは
ネオニコチノイ系農薬(ネオニコ)は、1990年代に登場した農薬で、昆虫の神経伝達をかく乱して殺す。近年、人間にも神経毒性があることが分かり、EU各国や韓国、ブラジルなど使用を禁止する国が相次いでいる。
この調査で、茶葉からは「ジノテフラン」という名前のネオニコ系農薬は3.004ppm検出されましたが、EUの残留基準量は0.01ppmであり、EUでは販売できない量となります。
ppmとは
ppmとは、part per millionで百万のうちに占める割合。つまり、1ppmとは百万分の1の濃度であり、1ppm=1mg/L。
日本のジノテフランの残留基準量は25ppmとEUの2500倍にもなるため、基準内で販売可能です。
ちなみに日本の米の残留基準量は、2.0ppmで、大豆のそれは、0.1ppm。緑茶も米や大豆同様に毎日のように摂取する可能性があるものなのに、米や大豆より大幅にゆるい基準値となっています。
お茶は、摘んだ後に「洗う」や「皮をむく」という工程がないため、農薬を使えば残留する量も増えるのでしょうが、それは生産者側の都合で、消費者側の都合ではありませんね。
より興味のある方は、下の本を手に取り読んでみてください。
ペットボトルのビタミンCって何者?
ペットボトルのお茶の成分ラベルを見たことはありますか?
ビタミンCなるものが、たいがいのものに入っています。
ビタミンCって体にいいですよね。健康補助のために入れてくれているのかと思ってしまいますよね。
酸化防止剤として添加されています。
ビタミンC(酸化防止剤)
ビタミンC=Lーアスコルビン酸で、添加されるものは工業生産されたもの。
「安い食べ物には何かがある(南清貴著)」には、Lーアスコルビン酸については下のように書かれています。
”L-アスコルビン酸に関していえば、今では大半が中国で造られています。正直なところ、劣悪なものといわざるを得ず、その純度という意味では疑わざるを得ません”
より興味のある方は、下の本を手に取り読んでみてください。
無農薬の緑茶を飲もう
ここまで見てくると、「お茶は無農薬で、自分で淹れる」が良いのではないかと思います。
無農薬のお茶のおすすめは下のものです。
深山園(屋久島)
こちらの粉末緑茶です。
粉末緑茶は茶葉ごと摂取できるため、より健康効果が高いです。
緑茶成分は、急須で淹れると30%程度に減ってしまうそうです。
茶葉ごと体に入れるため、より無農薬であることが大事になります。
こちらのお茶の特徴は下のとおりです。
- 有機JAS認定の農薬・化学肥料にも依存することなく、飛散農薬ゼロの大自然の中で、自然由来の農法で栽培。
- 毎年「つくば分析センター」で残留農薬検査を実施されており、今年も200項目において”検出せず”の結果が出ている。
大崎農場:つくば分析センター残留農薬検査結果 - 窒素系化学肥料等も一切使用していないので、お茶の色は鮮やかな緑色ではなく、味はカテキン豊富なやや渋め。
- ダマにならないよう粗めに粉砕されていて、飲んでいるうちに底に茶葉がたまるので、マドラー必須です。
私は、カテキン豊富な二番茶が好みです。価格的にもGoodです。
二番茶とは
一番茶を摘んだ後に摘まれるお茶。一番茶より風味が落ち、テアニンが少なくなる一方、カテキン、カフェインの含有量は一番茶より多くなる。一般的に一番茶よりも苦みが強い。
こちら160g入りです。100mlあたり0.5gを溶かして飲むよう書かれていますので、500mlのペットボトルで換算すると、2.5g必要ですので、160g ÷2.5g =64。
ペットボトル64本分です。スーパーで1本90円で買えたとしても90円×64本=5760円となり、全然安いですね。
カテキンの苦みが苦手な方は、一番茶を飲まれてはどうかと思います。
一番茶とは
その年で最初に取れたお茶のこと。新茶。うまみ成分のテアニンが豊富で二番茶の3倍も含有されていると言われる。
価格はちょっと高くなりますが、おいしくてにがみがすくない。これでも、ペットボトルを買うよりはかなり安くなります。
まとめ
いかがでしょうか?
農薬については、EUで販売禁止レベルの量が含まれているってのが、やはり気になります。
じまろー的には、ペットボトルについては、そこまで気にしなくてもよいと考えています。冷たいお茶が飲みたければペットボトルのものを買えばよいのだと思います。
ただ、毎日1杯以上飲むような場合、よりいいものを飲むというのは、正しい選択です。
1日に換算した投資費用は安いものです。っていうか、ペットボトルと比較すれば何倍も安くなります。
緑茶を毎日飲む方は、ぜひ無農薬緑茶を試してみてはいかがでしょうか。