こんにちわ!じまろーです。
投資やってますか?
わたしは、やってます。
あのアインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだもの。それは「複利」です。
複利とは
「元本だけでなく、利子が利子を生む」という考えのこと。
複利効果で時間が経つにつれリターンは大きくなり、金額が雪だるま式に増えていく。
今流行りの「FIRE」の4文字も脳裏をよぎりますが、それもこれもまずは、始めないといけないってことで、遅ればせながら、今年から取り組んでいるのです。
そこらへんについては、どこかで記事にしたいと思っていますが、今、株の暴落が来るんじゃないかという状態で、初心者マークをでかでかと貼っている、わたしが必要なのは「メンタル」だと、うすうす感じ、下の本を手に取ったわけです。
「株はメンタルが9割」
長田淳司
本書の著者である長田さんは、1981年生まれで、わたしより4歳も年下ですが、すでに投資歴15年で、資産7000万円に到達しているそうです。
著者の投資経歴
大学時代に50万を元に投資を始め、就職後、給料を投資資金に回し、250万円の資金を500万円に増やす。
しかし、2008年のリーマンショックで大幅に資産が減り200万円に。その損を取り返そうと、先物オプションに手を出して残金ゼロに。
落ち込み、本を読み漁る中で気付いた考え「株式投資の勝ち負けはメンタルで決まる」
そこから、自分のルールで投資をし、7000万円まで資産を増やす。
なんといっても、わたしの置かれる環境と年齢も近く、自分を「二流投資家」と、認められていることにバリバリの共感です。
自分を二流投資家と認める
プロの投資家や、機関投資家のように資金量や経験はない。またサラリーマンである以上、時間が限られるため、刻々と移り変わる相場の中で、常に儲かる方法を考え出すのは難しいため、太刀打ちできない。
自分を二流と認め「サラリーマンであるメリット」を活かし、身の丈にあった投資法を実践。
本書で紹介されている負ける投資家の特徴が「あれ?私が投資してるの見てました?」っていうくらい当てはまっていて、がっつりショックを受けるとともに、ここから、しっかり本書で紹介されるメンタル投資術を実践して、パフォーマンスを上げるぞ。とモチベーションを上げることになりました。
この記事は、下のような方に向けて書いています。
こんな方におすすめ
- サラリーマンで投資はじめたい。
- 投資はじめているけど、気持ちぶれぶれです。
- NISAだけでなくて、もう少し利回り増やしたい
メンタル投資術の心構え
それでは、メンタル投資術の心構えについて紹介します。
株の儲けは我慢料
株価というものは、7~8割の期間は、ほぼ横ばいで「凪の状態」とのことです。これを受け入れることが必要です。
「保有株が上がっても良し、下がっても良し、横ばいでも良し」くらいの心持ちが大切です。
ババを掴んだら、躊躇せず損切り
自分で上がる!と思って購入した銘柄が、企業の不祥事や、業績悪化、将来の成長性が失われるようなことがあります。そんな時は迷わず、損切りです。
損切りとは
投資家が損失を抱えている状態で、保有している株式等を売却して損失を確定させることをいいます。
投資初心者は、損切りがなかなかできません。わたしもできません。もし損切りしてそのあと、上がったら悔しすぎる!と考えてしまうのです。
早いうちに失敗は経験した方がいいと考え、損切りを経験します。
株価を頻繁にチェックしない
株価を見るたびにメンタルがぶれます。ついつい、利益確定したり、損切したくなってしまうのです。
うぅ、まさにその通り・・・
感情に流されたら負けです。
必要のない情報はシャットアウト
評論家やアナリストの意見は、外れることの方が多いとのことです。
信じるものは、企業が発信する1次情報のみです。1次情報とは、業績、決算、事業説明など。
1次情報から自分なりに判断すると、メンタルが強くなっていくそうです。
メンタル投資術(買い方)
次は、買い方に的を絞ってまとめます。
買いタイミングも我慢
人間は欲に弱いものです。目の前に儲かりそうな話があると、とたんに理性が引っ込み、警戒心が解けて、本能的に飛びついてしまう生き物です。思い立ったら、すぐに買わないと気が済まなくなるのです。
その時、脳に快楽物質がでています。ドーパミンです。ドーパミンを操れるようにならないといけません。
有利な展開になるまで、買うのを待つ。これが秘訣とのこと。
ドーパミンについては、下記の「3つの幸福」でも幸福物質として紹介されています。こちらも要約しているので、興味のある方はどうぞ。
3大幸福物質を出しまくって幸せに!「精神科医が見つけた3つの幸福」【要約】
こんにちわ!じまろーです。 幸せになりたいですか?なりたいです! そうですよね。そんな方には、この本です。 本書の主役は、下記の脳内物質の方々です。 ドーパミン オキシトシン セロトニン 彼らは、「 ...
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買いタイミングで気を付けることは以下の点です。
不利なポジションを取らない
不利なポジションとは、下の2点です。
- 高値掴み:相場全体の暴落に巻き込まれる可能性がある。
- 余力を残さず、一気に買う:株価が下がった時に買い増しができない。
「買おうと思えば、いつでも買える!(余裕)」⇔「頼むから上がってくれ!(祈り)」
この2つは、メンタル的に雲泥の差があります。
急騰場面の「祭り」に手を出さない
ある銘柄の株価が一気に急上昇しているのをよく目にします。すると、「これ買ってる人、儲かってるな~、乗り遅れたくない!」というあせりが出て、ついつい買ってしまうのです。
投資経験が浅いのであれば、株価急騰場面で買うと、百戦錬磨のプロたちにカモにされて終わりです。
二流投資家であれば、買うタイミングはこれです。
買うタイミング
株価の変動が少ない横ばいの時
怖いと思って買ったときほど儲かる
自分が怖いと思っている時は、おそらく他の人も怖いと思っています。だとするなら、その分だけ株価は安くなっていることが考えられます。
それは上がる確率が高いことを示しています。怖がりながら買う場合は、リスク管理が自然に出来ています。怖いから、まだ下がることを考えて買うからです。
それに反して、気持ちよく買うときは、他のみんなも買っている局面と考えられます。それは、今後下がる確率の方が高いと考えられます。そして下がることを考えずに勢いで買ってしまうため、リスク管理ができていないことが多いといいます。
暴落はバーゲンセールと思え
暴落時に、慌てて損切りしてしまい、その後株価が上昇をはじめても、いつ下がるかと怖くて買えなくなるのは、まだまだです。
投資家の脳となると、暴落時は喜んで買い増しのチャンスと捉えます。
ただし、業績のしっかりした企業を長期で保有することが前提です。
資金の余裕=メンタルの余裕
株は下がるものと想定しておくことが大事です。(半値になることも想定する)
想定外の状況が発生した時に、追加投資可能な資金を保有しておくことで、「下がってきたところで買ってやろう」「どこで買うかな?」とバーゲンでほしい商品を虎視眈々と狙うハンター気分でいられるのです。
最高の取引を狙わず、最悪の取引を避ける
株価がどう動くかは、誰にも分かりません。プロではないので、絶対的は自信をもって買った株でも下がるのはしょっちゅうです。
全てが上がる最高の取引を狙うことは不可能です。まず、最悪の取引を避けることが大切です。
最悪の取引を避けるには、下の方法があります。
- 分割購入:株を一気に購入せずに、時間的にずらして購入します。
これをドルコスト平均法と言い、99%の確立で儲かると言われています。 - 分散投資:購入する銘柄を絞ってはだめです。
複数の銘柄を所有することで、リスクが分散され、その中で下がる銘柄があっても、他の上がる銘柄で補填できるという考えです。- インデックス投資:管理が楽で、かなり儲かる可能性が高い投資です。
- インデックス投資越えを狙うなら、保有する銘柄は10個程度。
ドルコスト平均法
定期的に同じ金額を買付していく方法。
価格が安い時に多く買付け、価格が高い時に少なく買付けることで、一度に買付ける時に比べて平均買付コストを引き下げる効果があります。
インデックス投資
インデックス投資とは、「インデックス(市場の動きを示す指数)」と同じ値動きをすることを目指して運用する投資手法のことです。
インデックスとしては、日本では日経平均株価やTOPIX、アメリカでは、NYダウやS&P500などが挙げられます。
メンタル投資術(売り方)
次は、「売り方」です。これ、ほんと難しいですよね。
損切りについて
本書で著者は、「長期保有前提であれば、先行きが見込めない状態にならない限り、基本的には損切りしない」というスタンスです。
ただし、上がらない銘柄を損切りして、上がる銘柄に乗り換えというのは「あり」とのこと。
株価の下落時にやっていけないことは、慌てて処分することです。その銘柄を保有するための前提条件(業績など)が崩れていなければ、売る必要はなしです。
利益確定の方法
利益確定とは
保有している株式や為替などの資産が値上がりして含み益が生じたところで、売却して利益を確定させること
株価が2倍になると売りたくなるのが心理ということです。
私は、まだ2倍になるなんて経験がないので、この心理は分かりませんが。
そういう売りたくなるタイミングで全部売ってしまうと、その後さらに上がることで悔しい思いをしてしまいます。
それを解決するためには、下のように利益確定をします。
成長株を発掘して購入
↓
株価が2倍になったら、半分を売ってコストゼロに
↓
握力を強くして保有!(売りたい気持ちを我慢)
↓
そしてテンバガーをものにする!
テンバガーとは
株価が10倍まで跳ね上がる銘柄のこと。そんな銘柄持ってみたいですね。
まとめ
いかがでしょうか?
自分を二流と認める。プロでも難しいのに自分だけベストなタイミングで売り買いできると考えない。
「買いも我慢、売りも我慢、そして横ばいの時も我慢」これです。
つまり、あせらないってことですね。
わたしが、本書を読んで一番「これだ!」と思ったメンタル術は、「資金の余裕=メンタルの余裕」ですね。
資金を置いておき、下落局面に買い増しできる状態をつくることがメンタルを保つために非常に大切だと思います。
今の下落状況で、気持ちはブレブレでした。しかし、下落はバーゲンセール。次に横ばいで安定したら買いに入っていくぞ、というハンター気分でいきます。横ばいってどれくらいの期間なんでしょ?まだまだ分からないことばかり。
今のうちに勉強します。
この記事では省略させていただきましたが、本書では、メンタル投資法として、「小型成長株」の購入を推奨しています。この小型成長株の選び方や、著者おすすめの銘柄も紹介されていて、実際に購入する銘柄の参考にもなります。
ぜひ手に取って読んでみてください。