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国内初!脱アルコール製法でノンアルコールビール商品化「アサヒ ビアリー」

2021年3月5日

こんにちは!じまろーです。

私的にすごいニュースが飛び込んできました。

アサヒビールは3月30日から「アサヒ ビアリー」(350ml/税抜181円、アルコール分0.5%、炭酸飲料)を首都圏、関信越エリアで発売する(全国発売は6月29日)。

100%ビール由来原料ならではの麦のうまみとコクを実現したアルコール度数0.5%のビールテイスト飲料。独自の仕込工程で香り豊かでコク深いビールを醸造した後、脱アルコール工程でアルコールを除去する製造手法を採用した。

食品産業新聞社ニュース(2021年1月12日)

これの何が驚きかというと、「脱アルコール工程でアルコールを除去する製造手法を採用」というところです。

  

ノンアルコールビールの製法

ノンアルコールビール製法には大きく2つあります。

ノンアルコールビール製法

  1. アルコールを生成量の抑制や、生成を停止させてノンアルコールビールを生産する製法(生物学的方法)
  2. 通常通りにビールを造って、そこからアルコールを除去する製法(物理学的方法)

製品の味や香りをよりビールに近いものにするという観点からすると、2の通常通り発酵させたのちにアルコールだけ除去する方(脱アルコール製法)が、ビールに近くなるというか味もビールとなるわけです。

しかし、日本では、「一度造ったアルコールからアルコールだけを除去してノンアルコール飲料として販売する」と酒税がかかります

また、設備費も大きくかさみます

顧客に安価なノンアルコール飲料を提供するために、日本ではアルコールを生成させない1の製法、つまり本来のビールの造り方でない、香料や人口甘味料で味を足してビール味飲料を造るということになってしまうのです。

 

脱アルコール製法が日本で採用されない理由(酒税・設備費)

先に紹介した、脱アルコール製法が日本で採用が難しい理由ですが、高額な設備費と酒税法が関係しています。

設備費

アルコールを抜く方法として、蒸留してアルコールを飛ばす方法(熱利用方法)や、浸透膜を使う方法(膜利用方法)などがありますが、どれも高額な設備投資が必要となります。

酒税法

そもそも酒税はアルコール分1%以下のものにはかからないのですが、一度アルコールを造ると、そのあとでアルコールを除去しても酒税がかかるのです。

下の酒税法の発泡性酒類の酒税を計算してみると、1キロリットリあたり155,000円となるので、350ml缶では、155,000円×0.35ℓ÷1000ℓ=54.25円となります。

e-Gov法令検索より抜粋

そのため、脱アルコール製法で作っても利益が出にくいんですね。 

高額設備の償却費に加えて、100円程度で買うことができるノンアルコールビールの半分以上が税金となってしまう構図ですから、どのメーカも手を出さないのが分かる気がします。

 

アサヒビールが脱アルコール製法を採用!

しかし!ここでアサヒビールがやってくれたのです。

日刊工業新聞によると、

アサヒビールは低温蒸留で香りとアルコールを分離する脱アルコール製法の蒸留設備を福島工場(福島県本宮市)に導入し稼働を始めた。30日に発売するアルコール度数0.5%のビールテイスト飲料「ビアリー」の製造工程に使用する。脱アルコール製法によるビールテイスト飲料の商品化は国内で初めてで、アサヒは約5億円を投じて専用設備を新設した。

日刊工業新聞 2021/3/4

設備新築費に5億円です。

もちろん酒税も納めているはずです。

ビアリーの価格は、税抜き181円なので、このうち54.25円は酒税です。

酒税がかからなければ、税抜きで130円を切る価格で売れるのです。

他のノンアルコールビールとの価格差は仕方なしということですね。

  

まとめ

味は、現在、私の中でNo.1の「ヴェリタスブロイ」に近づくものとなるのでしょうか?

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ビアリーはアルコール度数0.5%です。微アルという新しいジャンルです。

ノンアルコールにすることもできたでしょうが、「完全にノンアルコールにすると、より安い競合商品との価格差がネックとなり、酒税による価格UPが販売数に影響する」と読んで、微アルという道を選んだようにも思えます。

飲める人が、休肝日に0.5%で楽しむというのは理解できます。しかし、私は酒を完全に断っているので、やはりアルコール度数は0%にしてほしいというのが本音です。

しかし、味は興味ありますね。0%と0.5%の違いがどれほどのものか。

と、いうことで飲み比べしました。その結果は下の記事をご覧ください。

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